市民のための道路学 [単行本]
    • 市民のための道路学 [単行本]

    • ¥2,64080 ゴールドポイント(3%還元)
    • お取り寄せ
市民のための道路学 [単行本]
画像にマウスを合わせると上部に表示
100000009001291985

市民のための道路学 [単行本]

価格:¥2,640(税込)
ゴールドポイント:80 ゴールドポイント(3%還元)(¥80相当)
お届け日:お取り寄せこの商品は、日時を指定できません。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:緑風出版
販売開始日: 2004/06/25
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可
店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

市民のための道路学 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    道路公団民営化の問題で道路政策への社会的関心が高まっている。しかし、せっかくの議論が、高速道路の経営形態と採算性、官僚悪者論や市場原理の偏重といった方向に矮小化されつつある。今日の道路政策は、クルマと鉄道などの総合的関係、地球温暖化対策との関係などを踏まえ、日本の交通体系をどうするのか、私たちの暮らしに交通がどのようにかかわるのか、という観点から議論される必要がある。本書は、市民のために道路交通の基礎知識を解説するとともに、「脱道路」を考える入門書。
  • 目次

    はしがき

    第一章 道路交通の基礎知識
    道路交通の基礎知識
    道路交通を考える視点/道路の基本/どこにどんな自動車が通行しているか
    なぜ交通量が増えるのか
    道路は自動車に追いつかない/モータリゼーション――悪の枢軸
    「駐車場」が路上駐車を増やす/将来の交通量は減るのか/市町村合併と交通
    税・財源・制度をめぐる議論
    道路とお金の流れ/自動車関係の税金は高いか/海外との比較
    道路整備の目的を見直す
    東名高速道路の横顔/ボトルネック対策/都市環状道路の意味
    第二東名と外環道・圏央道/日本中が渋滞なのか/多様な検討の必要性
    地域にメリットはあるか/通り抜け交通は別の対策で
    人々は何を必要としているか
    道路が欲しいのではない/道路が失業者を作る
    民営化委員会の評価
    民営化委員会の限界と成果

    第二章 市民と交通需要予測
    交通計画への市民参画
    市民と交通需要予測/情報のコミュニケーション
    需要予測の前に
    「計画」と「決定」の分離/需要推計がすべてではない/交通実態の調査
    交通需要推計のしくみ
    交通需要推計とは何か/四段階推計法/段階ごとの推定
    第一段階・発生と集中/第二段階・分布交通量/第三段階・手段分担率
    第四段階・経路配分
    結果をどうみるか
    推計結果の解釈/裁かれた交通需要推計/圏央道あきる野裁判と道路問題
    圏央道あきる野裁判と道路問題/市民と専門家
    最大の難物─物流
    市民がトラックを走らせる/大型トラックは邪魔ものか

    第三章 評価の指標
    「要・不要」とは何か
    高速道路の新直轄方式/社会的費用・便益を考える意義/注目する要素
    社会的割引率/ドイツのRAS─Wについて/日本での評価項目
    具体的な便益と費用の算出
    走行時間の節約(①─(ⅰ)の項目)/走行費用の節約(①─(ⅱ)の項目)
    交通事故減少の価値(②の項目)/大気汚染の考え方(③─(ⅰ)の項目)
    騒音(③─(ⅱ)の項目)/地球温暖化の世界的被害(③─(ⅲ)の項目)
    事例から考える
    都市高速道路の外部費用/「バイパス」だけが選択肢か
    自動車の社会的費用
    社会的費用の考え方/社会的費用の具体額/社会的費用を計測する意義
    費用・便益分析の応用問題
    地方鉄道存続と費用・便益分析/「えちぜん鉄道」復活の事例
    バス転換は「公共交通全廃」を招く/クルマ社会だからこそ必要な地方鉄道
    全国の地方鉄道の費用・便益分析/都電は渋滞を救う/自転車交通の社会的便益

    第四章 道路交通と地球温暖化
    温暖化問題と交通
    完全に破綻した温暖化対策/対策メニューの評価/道路建設は温暖化対策になるか?
    道路整備効果の実績も不明/どのくらいの対策が必要か/幻想にすぎない燃料電池
    普及を妨げる壁
    温暖化と自動車交通
    カタログ燃費と実態燃費/実態燃費を左右する要因/道路工事が発生するCO2
    道路整備がもたらす別の側面
    遠い食卓──フードマイルズ/夕食メニューとCO2/鉄道駅が温暖化を防止する

    第五章 「脱道路」が日本を救う
    経済・社会シミュレーション
    豊かなうちに方向転換しよう/市民エネルギー調査会/シミュレーションの前提
    日本の交通政策と道路特定財源
    戦後交通政策の出発点/ワトキンス・トラウマ/道路特定財源の説明をめぐって
    転換のシナリオ
    シナリオの基本/道路特定財源の転用
    総合交通政策の枠組み
    政策の五要素と市民のニーズ/交通基本法の展開/LRTの推進
    高速道路無料化論を検討する
    「日本列島快走論」について/生活圏が広がるとどうなるか/交通現象としての検討

    あとがき
  • 内容紹介

    道路公団民営化の問題で道路政策への社会的関心が高まっている。しかし、せっかくの議論が、高速道路の経営形態と採算性、官僚悪者論や市場原理の偏重といった方向に矮小化されつつある。  今日の道路政策は、クルマと鉄道などの総合的関係、地球温暖化対策との関係などを踏まえ、日本の交通 体系をどうするのか、私たちの暮らしに交通がどのようにかかわるのか、という観点から議論される必要がある。
    本書は、市民のために道路交通の基礎知識を解説するとともに、「脱道路」を考える入門書!
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    上岡 直見(カミオカ ナオミ)
    環境自治体会議環境政策研究所主任研究員。1976年早稲田大学大学院修士課程修了。技術士(化学部門)。1977年~2000年化学プラントの設計・安全性審査などに従事。2000年より環境自治体会議環境政策研究所勤務。法政大学・立教大学・新潟大学非常勤講師、交通権学会事務局長・鉄道まちづくり会議事務局長
  • 著者について

    上岡 直見 (カミオカ ナオミ)
    1953年 東京都生まれ
    環境経済研究所 代表
    1977年 早稲田大学大学院修士課程修了
    技術士(化学部門)
    1977年~2000年 化学プラントの設計・安全性評価に従事
    2002年より法政大学非常勤講師(環境政策)
    著書
    『乗客の書いた交通論』(北斗出版、1994年)、『持続可能な交通へ─シナリオ・政策・運動』(緑風出版、2003年)、『市民のための道路学』(緑風出版、2004年)、『高速無料化が日本を壊す』(コモンズ、2010年)、『脱原発の市民戦略(共著)』(緑風出版、2012年)、『原発避難計画の検証』(合同出版、2014年)、『走る原発、エコカー─危ない水素社会』(コモンズ、2015年)、『鉄道は誰のものか』(緑風出版、2016 年)、『JR に未来はあるか』(同、2017年)、『Jアラートとは何か』(同、2018年)、『日本を潰すアベ政治』(同、2019年)、『自動運転の幻想』(同、2019年)『原発避難はできるか』『新型コロナ禍の交通』(同、2020年)など。

市民のための道路学 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:緑風出版
著者名:上岡 直見(著)
発行年月日:2004/07/10
ISBN-10:4846104095
ISBN-13:9784846104092
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:258ページ
縦:20cm
他の緑風出版の書籍を探す

    緑風出版 市民のための道路学 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!