マンション建替え奮闘記 [単行本]
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マンション建替え奮闘記 [単行本]

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出版社:岩波書店
販売開始日: 2006/07/31
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マンション建替え奮闘記 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    築三十年を越えるマンションがまもなく百万戸に達する一方、続々と建設が進む超高層マンション。あなたはマンションの未来をどう思い描いていますか?今だからこそ語られる、阪神淡路大震災を機に建替えに直面した住民たちの三年半に及ぶ記録は、補修か/建替えかという選択を超えて、住まいについての考え方の根本的な見直しを私たちに迫ります。
  • 目次

    はじめに

    第1章 われらが住まい渦森団地
     山,海へ行く――「株式会社神戸市」の生産品/われらが住まい,渦森団地の誕生/自主管理のすばらしさとコミュニティの芽/老人の街へまっしぐら――核家族しか住めないインフラの限界/自然環境の良さは不便な暮らしの裏返し

    第2章 兵庫県南部地震と直後のわがマンション
     あの日までの平和な管理組合運営/前年理事からの引継ぎとじゃんけんによる理事長就任/すべてが想定外の大地震――頭は真っ白でもまず家族を守ること/自分たちの家を守るために動き出す/一人一人へのダメージと,皆のためにできることはさまざま/かわらばんと回覧板――自分にできることを考える/わがマンションの被害――地盤が動いた!/命を守ってくれた築20年の頑丈な建物の功罪/初期対応,まずは事業者・建設者へのコンタクトから/最優先は情報の共有――居住者への説明会の開催/【コラム】緊急時のライフライン――何が一番大事か/「半壊認定」と,被害調査――住民の判断材料の確保/見えないものが見えるようになる――耐震基準と管理規約/非常時における管理組合の役割と限界/居住者全員に同じ力が加わっても受止め方は違う――マンションの持つポテンシャル

    第3章 自分たちのマンション生活を取り戻すために動き始める
     緊急補修と輪番制理事会の交替/プロのアドバイス「建替えがベスト」が波紋を与える/住民アンケートの実施と1000万円の緊急補修/復旧委員会が始動する――手弁当と個人のモチベーションだけが頼り/これからの事業のイメージを共有――専門家の力を借りて勉強する/【コラム】餅は餅屋の復興メッセ/誰にも同じ判断基準を提供する――当日のテープ起こしと議事録の翌日配布/【コラム】いろんなことを考えてみる――ランドマークタワーの発想/手順を踏んで進むこと――長丁場を再認識して/建替え方針決議と再建委員会の発足――復旧委員会の限界/【コラム】女性の強さとしぶとさ――尊敬すべきわがマンションのお姉さま/復旧と復興は違う―先に復興を掲げるから失敗する/「空中戦」の恐怖――どこにでもいる一級建築士と弁護士/短時間での合意形成は不可能――マンション復旧はマラソンではない
    ▼すまい再建での「情報」と「知恵」の共有▼ 矢島利久(神戸市都市計画総局)

    第4章 建替え事業に向かって合意を作り上げる
     再建委員会という大きな組織/みんなが再建委員会に参加することの意味/再建委員会の仕事――震災1年後にしてやることは山積み/再建委員会ニュースのライバル登場――管理組合だより/第三者のアドバイス――いよいよのっぴきならない状況の認識/居住者以外に話を聞いてもらうことの重要性/アドバイザー登場――マンション住民へのヒアリングと今後への提案/再び建替え方針決議/本当の合意を作るのは話し合いだけ/事業協力者の選定/【コラム】デベロッパーの能力と機能/自分たちの住戸を決めてゆく/【コラム】建替え事業方式の検討/建替え決議への最終準備――手順は完璧に,でも運用はわれわれ自身で/近隣との関係づくり――連合自治会への説明/建替え決議はあくまでも最終儀式――「全員賛成」にはならない/反対も参加――反対者と不参加者は異なる/【コラム】やっぱりいろんなヤツがいる――ビラ・無言電話・ゴネ得/本当の全員合意とは――賛成しなかった人たちへの想い
    ▼マンション再建におけるコンサルタントの役割▼ 天宅 毅(株式会社キューブ代表取締役)

    第5章 マンション住民が自分たちのマンションを造る
     マンション復旧は建替え事業へ/近隣への配慮――説明会は自らが自らの言葉で語ること/新しいマンションの姿が見えてくる――管理組合から再建組合へ/自分たちで管理規約をつくる――お仕着せの管理規約に暮らしを合わせる必要はない/仮住まいとコミュニティの維持/早く渦が森に帰りたい/竣工式と記念パーティー/20年かかることを3年半で――遅かれ早かれ直面すること

    第6章 地震が教えてくれたもの,コンクリート長屋の視点
     「コンクリート長屋」という考え方/新住民と旧住民――コミュニティ形成の実験場へ/マンションはスラム化する――居住者の代替わりはない/更新が前提の建築はない――ハードウェアの実用的限界/高齢化問題とお年寄りとのつながり――オールドニュータウン化を防ぐ/マンションコミュニティをつくる――自主管理とコミュニティ/マンションコミュニティを取り巻く環境――住まい方に対する行政はあるか/超高層大規模マンションと今後のマンション暮らし/マンションがふるさとになる――買った世代・育った世代・戻ってくる世代
    ▼オールドニュータウンと成熟社会のまちづくり▼ 安田丑作(神戸大学教授/都市設計学)

    あとがき

    関連年表
  • 出版社からのコメント

    老朽化マンション100万戸の時代、いつまで住み続けられる? 震災時に建替えに直面した住民たちの苦渋と希望の記録。
  • 内容紹介

    著者からのメッセージ
    村上佳史

     地震によるマンション建替えという、ちょっと古く見える題材には、明確に2つの切り口があります。当事者ドラマという側面と、それを基にした社会問題への警告です。
     確かに、素人が言い尽くせたという自信はありません。しかし、経験者として具体的にお伝えしたいことはたくさんありますし、そこから学んだことこそ、本当に声を大にして言いたい。やがて必ず訪れるマンション暮らしの転機に、立ち向かう準備が必要なのです。
     本当の意味での全員一致や100%合意など、できることではありません。マンションのカオスを冷静に認識し、コンクリート長屋の成熟した都市住民として、お互いを認め合うことこそがコミュニティだと思います。
     マンション住民の生の声を、大災害や人災に巻き込まれる前に、階段で自宅に辿り着くことが難しくなるほど老いる前に、是非お聞きいただきたいと思います。この書き物のテーマは決して古いものではなく、むしろ近未来を想定しているのです。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    村上 佳史(ムラカミ ヨシフミ)
    1958年兵庫県西脇市生まれ。プラントメーカーの電気計装エンジニアを経て、大手産業用計測制御システムメーカーのセールスエンジニア。88年、本書の舞台となる渦森団地17号館を中古で購入。95年に兵庫県南部地震に遭遇。素人管理組合役員として、その後復旧から建替えに至る事業にかかわる

マンション建替え奮闘記 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:村上 佳史(著)
発行年月日:2006/07/28
ISBN-10:4000021672
ISBN-13:9784000021678
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:196ページ
縦:19cm
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