老検死官シリ先生がゆく(ヴィレッジブックス) [文庫]

老検死官シリ先生がゆく(ヴィレッジブックス) [文庫] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  シリ・パイプーン、７２歳。みごとな白髪に透き通るような緑の目をした老人だが、ただの年寄りではない。ラオス国内で唯一の検死官だ。引退して年金生活を楽しもうと思った矢先に任命され、やむなく勤務することになった検死事務所は、医薬品も乏しく、設備もお粗末。しかし、障害があるが解剖の腕は抜群の助手、しっかり者のナースなど一風変わったメンバーに囲まれて、訳あり死体続々のスリリングな日々が待っていた！そこでシリ先生は、死者が語る真実にやさしく耳を傾け、事件を解き明かしてみせる。気骨と人情で慕われる老医師が渋い推理を披露する、素朴なアジアン・ミステリー。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  コッタリル,コリン(コッタリル,コリン／Cotterill,Colin)
  １９５２年ロンドン生まれ。教師になる教育を受けた後、体育を教えるためイスラエルへ。教師をしながら各地を転々としたあと、オーストラリア、アメリカ、日本で教職につく。その後、東南アジアでユネスコやＮＧＯ活動の一環として、児童虐待の被害者を救援する活動をするかたわら、漫画や小説の執筆を続けていた。『老検死官シリ先生がゆく』でメジャーデビュー、フランス国鉄が主催するＳＮＣＦミステリー賞を受賞したのをはじめ、イギリスのＣＷＡ賞、アメリカのバリー賞にノミネートされるなど、世界各国で評価を得ている。シリ先生シリーズの２作目“Ｔｈｉｒｔｙ　Ｔｈｒｅｅ　Ｔｅｅｔｈ”ではディリス賞も受賞した。現在はチェンマイ大学で教鞭をとりながら、年１作のペースでシリ先生シリーズを発表。また、ラオスの子どもたちに本を送る活動にも力を注いでいる
  
  雨沢 泰(アメザワ ヤスシ)
  東京生まれ。英米文学翻訳家

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