ウェーバーの倫理思想―比較宗教社会学に込められた倫理観 [単行本]

ウェーバーの倫理思想―比較宗教社会学に込められた倫理観 の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  古今東西の倫理思想を論じ宗教文化対立の根源を衝く、社会学・哲学・神学・文学を貫く重層的研究。ウェーバー研究史においてこれまで論じられることの少なかった「心意倫理」「同胞愛」「神義論」「ルサンティマン」への考察により宗教と倫理のあるべき関係を示す。宗教社会学を軸にイエス、ニーチェ、トルストイ、孔子、本居宣長、サイードらの倫理観を論じつくす俊英の挑戦。

• 目次

  【目次より】
  第一章　序　論
  第二章 「心意倫理」
  第三章 「同胞愛」
  第四章 「神義論」
  ライプニッツの「神義論」／「神義論」と自己正当化／日本思想における「神義論」
  第五章 「ルサンティマン」
  シェーラーの「ルサンティマン」／ゾンバルトの『ブルジョア』／ウェーバーとニーチェとが共有するもの／ジンメルの『ショーペンハウアーとニーチェ』
  第六章　現代の文化理論とウェーバー
  サイードの『オリエンタリズム』／ハンチントンの『文明の衝突と世界秩序の再編』

• 出版社からのコメント

  グローバル化する社会における宗教と倫理のあるべき関係を示す。ウェーバーを「近代批判者」として読み解く俊英の挑戦。

• 内容紹介

  ヴェーバー研究史においてこれまで論じられることのなかった「心意倫理」「同胞愛」「神義論」「ルサンティマン」への考察を通じて近代化のもたらした歪みを明らかにし、グローバル化する社会における宗教と倫理のあるべき関係を示す。ウェーバーを「近代主義者」ではなく「近代批判者」として読み解く俊英の挑戦。
  目次
  【目次より】
  第一章　序　論
  第二章 「心意倫理」
  第三章 「同胞愛」
  第四章 「神義論」
  ライプニッツの「神義論」／「神義論」と自己正当化／日本思想における「神義論」
  第五章 「ルサンティマン」
  シェーラーの「ルサンティマン」／ゾンバルトの『ブルジョア』／ウェーバーとニーチェとが共有するもの／ジンメルの『ショーペンハウアーとニーチェ』
  第六章　現代の文化理論とウェーバー
  サイードの『オリエンタリズム』／ハンチントンの『文明の衝突と世界秩序の再編』

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  横田 理博(ヨコタ ミチヒロ)
  １９６３年山口県山口市生まれ。東京大学文学部卒業（第一類倫理学専修課程）。同大学院人文科学研究科修士課程修了（倫理学専攻）。同大学院人文社会系研究科博士課程修了（基礎文化研究専攻）。博士（文学）。２０００～２００１年、ハイデルベルク大学にて文部省在外研究員。現在、国立大学法人電気通信大学情報理工学部准教授（共通教育部総合文化部会）

• 著者について

  横田理博 (ヨコタミチヒロ)
  横田理博（よこた・みちひろ）1963年生まれ。電気通信大学准教授、哲学・倫理学専攻。論文「近代西洋のエートスを相対化するウェーバーの比較思想的視座」（2006年）にて比較思想学会研究奨励賞受賞。共著に『日本マックス・ウェーバー論争』（2008年）。

ウェーバーの倫理思想―比較宗教社会学に込められた倫理観 の商品スペック