抵抗の場へ-あらゆる境界を越えるために マサオ・ミヨシ自らを語る [単行本]

販売を終了しました

    • 抵抗の場へ-あらゆる境界を越えるために マサオ・ミヨシ自らを語る [単行本]

抵抗の場へ-あらゆる境界を越えるために マサオ・ミヨシ自らを語る [単行本]
画像にマウスを合わせると上部に表示
100000009001307405

抵抗の場へ-あらゆる境界を越えるために マサオ・ミヨシ自らを語る [単行本]

販売終了時の価格: ¥3,080(税込)
出版社:洛北出版
販売開始日: 2007/04/01(販売終了商品)
お取り扱い: のお取り扱い商品です。

販売を終了しました

抵抗の場へ-あらゆる境界を越えるために マサオ・ミヨシ自らを語る の 商品概要

  • 目次

       目 次 

    ◆ 第Ⅰ部 疑わしき起源 ----------

    第1章◆ 戦争中の自殺と袋叩き
       一枚の写真の記憶
       最初のパーバーシティ

    第2章◆ 戦争中に英語への関心を抱く
       英語への関心
       英文学という問題

    第3章◆ アメリカの自由と反動との奇妙な闘い
       アメリカに学び、日本に帰り、「戦争花嫁」としてアメリカに帰る

    第4章◆ アメリカで英文学を教える初めての日本人としてバークレーに行く
       アメリカで英文学教授となる
       ある不安感と日本人であることの経験

    第5章◆ バークレーでチョムスキーと出会う
       変化が始まる――「私は正しいことをしているのか」
       今度こそ戦争の真実を解明しなければならない、欺かれてはならない

    ◆ 第Ⅱ部 戦争と抵抗 ----------

    第6章◆ 最初の戦争体験
       嫌悪感に始まる
       スタイルとしての抵抗

    第7章◆ 戦後民主主義、新憲法、戦争責任問題
       戦争経験を考える
       何も信じられるものがなかった
       天皇と憲法

    第8章◆ 五〇年代そしてベトナム戦争と六〇年代
       ほとんど理解されていない五〇年代という時代
       ベトナム戦争反対運動
       「この戦争は誤っている。だから我々は反対すべきだ」――バークレーでの抵抗運動

    第9章◆ 戦争経験を意識し続ける
       何が根本的に変わって、何が変わらなかったのか
       ベトナムとイラクの違い
       経済が問題の本質
       戦争にはいったい誰が行くのか

    第10章◆ ニヒリズムを超えて生き延びる
       ニヒリズムとパーバースの違い
       谷崎潤一郎のパーバースとオリエンタリズム
       抵抗の場画像

    ◆ 第Ⅲ部 絶えざる移動と批判 ----------

    第11章◆ 知識を考える者としての選択から文学を捨てる
       国民国家の概念によって構築された文学は死んだ
       歴史も文学と同様に構築されたものである

    第12章◆ 沈黙する日本
       再び日本と接する
       批評は無視される
       対話を維持できるか
       『沈黙の共犯者』と三島由紀夫

    第13章◆ どこから来たのではなく、どこに行くのか――サイードとの議論を通して
       『我ら見しままに』の頃
       サイードとの議論
       普遍的知識人との訣別

    第14章◆ 学問領域という秩序との闘い
       大学との抗争
       エスニック研究の問題
       バークレーからサンディエゴへ――新たな領域を求めて

    ◆ 第Ⅳ部 抵抗の場へ、あらゆる境界を越えるために ----------

    第15章◆ 地域研究という秩序の問題
       『オフ・センター』と日本研究
       専門化を避けるために移動する
       学術的より政治的なプログラムとして会議を組織する
       会議の意味は失われた
       変化の予兆とは
       抵抗の拠点としての大学/政治的抵抗としての学問
       大学に希望はあるのか

    第16章◆ イメージと記憶――他者との結びつきをいかに受け容れるか
       映画と音楽と美術
       様々な交流の日々
       会議に代わる議論の場とは
       建築と国家、企業
       犠牲者について考える

    ◆ 第Ⅴ部 批判の自由 ----------

    第17章◆ それでもなぜアメリカなのか
       アメリカの自由の表裏
       人は自分の人生を生きる

    第18章◆ Japan is not interesting.「日本は面白くない。」
       なぜ「日本は面白くない」か
       議論をすることへの関心と責任
       なぜ日本では批評が非難になるのか

    第19章◆ 境界の秩序化に抵抗する
       普遍主義と排他主義
       なし崩しにされているのは何か
       教育の本質――ケネス・バーグとの出会い

    ◆ 第Ⅵ部 新たなエコロジーに向かって ----------

    第20章◆ 知の始まりとしての超学問領域
       惑星主義と環境への配慮
       実際に私たちには何ができて、どこに向かうのか

    第21章◆ 新たな抵抗の手段としてエコロジーを考える
       「環境」という概念の誤用の危険
       環境と自然の差異
       希望がないところから生まれる希望
       不動産環境保全価値維持主義との訣別

    第22章◆ 知識人ではなく単に人間として抵抗するために
       「我々日本人」という国民国家を解体する
       批評とは抵抗である――知識人という問題

    新たな批評空間をめざして(あとがき) 吉本光宏

    英文目次 / 索引

     
  • 内容紹介

     
    最初の戦争体験、アメリカで英文学者になるまで、ベトナム反戦闘争、チョムスキーやサイードとの出会い、「知識人」との訣別、人文科学消滅後の学問、大学の役割……自らの軌跡をたどりながら、批評=抵抗の新たなスタイルを語る。
     
  • 著者について

    マサオ・ミヨシ (ミヨシ,M.(マサオ))
    1928年生。(旧制)第一高等学校、東京大学文学部 英文科卒業。戦後、アメリカに渡りニューヨーク大学で英文学博士号取得。カリフォルニア大学バークレー校で24年間英文学教授、その後、同大学サンディエゴ校で英文学、比較文学、日本文学教授を17年間勤務。その間、シカゴ大学、ハーヴァード大学客員教授を兼任。

    ◆ 主な著書に
    The Divided Self : A Perspective on the Literature of the Victorians, New York University Press and London University Press, 1969.
    Accomplices of Silence : The Modern Japanese Novel, University of California Press, 1975; 2nd ed., The University of Michigan, 1996.
    As We Saw Them : The First Japanese Embassy t…

    吉本 光宏 (ヨシモト ミツヒロ)
    1961年生。ニューヨーク大学東アジア学科准教授。著書・論文にKurosawa : Film Studies and Japanese Cinema (Duke University Press, 2000), "National/International/Transnational : The Concept of Trans-Asian Cinema and the Cultural Politics of Film Criticism", in Paul Willemen and Valentina Vitali, eds., Theorising National Cinema (British Film Institute, 2006)など。ハリウッドと資本・スペクタクル・暴力に関する本が以文社から近刊予定。
     

    齋藤 聖美 (サイトウ サトミ)
    1964年生。アイオワ大学大学院映画比較文学研究科博士課程。専門は批評理論、映画・文化研究。論文に、「視線のポストモダン――症候としての探偵小説」(『英米文学』第54号、1994年)、「探偵という原風景――「盗まれた手紙」の構造分析」(『アメリカ研究シリーズ』第19号、1997年)、「日本映画研究の可能性に向けて」(『境界を越えて――比較文明学の現在』第4号、2004年)など。
     

    前田 晃一 (マエダ コウイチ)
    1970年生。青土社『ユリイカ』編集部を経て翻訳家・編集者。「いま、小津安二郎を「発見」する」(『世界』2004年1月号)、「黒沢清の慎み深さが世界の法則を回復する」(『文學界』2006年10月号)など。翻訳にフェリックス・ガタリ著『闘走機械』(杉村昌昭監訳、松籟社、1996年)など。

抵抗の場へ-あらゆる境界を越えるために マサオ・ミヨシ自らを語る の商品スペック

商品仕様
出版社名:洛北出版
著者名:マサオ ミヨシ(著)/吉本 光宏(著)
発行年月日:2007/04
ISBN-10:4903127052
ISBN-13:9784903127057
判型:B6
発売社名:洛北出版
対象:一般
発行形態:単行本
内容:総記
言語:日本語
ページ数:382ページ
縦:20cm
他の洛北出版の書籍を探す

    洛北出版 抵抗の場へ-あらゆる境界を越えるために マサオ・ミヨシ自らを語る [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!