どこにもない短篇集(徳間文庫) [文庫]

どこにもない短篇集(徳間文庫) [文庫] の 商品概要

• 要旨(「BOOK」データベースより）

  ある朝目覚めると、額に×印がついていた。この奇妙な錯覚を振り払えないまま、×の不快感は日毎に増大していく。私は不安を覚えた。しかし、私はしっかりしている。意識が混乱したり、妙なことを口走ったりはしない。ただ額に×がへばりついているだけだ（×（バツ））。現実か妄想か―。自分の内奥に秘められた迷路に陥り、揺らぎ、崩れそうな世界を、ざらりとした手触りで描きだす不可思議な傑作集。

• 内容(「BOOK」データベースより）

  ただ開いているだけの穴
  祖父のメンテナンス
  何のアレルギー？
  削除
  角の悪意
  頭痛帽子
  認識不足
  ×（バツ）
  固結びの人
  黄色い猫
  厄介なファックス
  スコールを横切る
  ミセスＫの鏡台
  同窓会の夜
  サカグチの引き出し
  瓶の中へ
  空白を埋めよ

どこにもない短篇集(徳間文庫) [文庫] の商品スペック