なぜダムはいらないのか [単行本]
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なぜダムはいらないのか [単行本]

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出版社:緑風出版
販売開始日: 2003/07/28
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なぜダムはいらないのか [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    万一の洪水や渇水から住民を守るため、電力や農業のためといった理由で次つぎと建設されるダム…。しかし建設のための建設、土建業者のための建設といったダムがあまりに多い。地域住民が反対するダム建設はほとんどがそうした代物だ。本書は、脱ダム宣言をした田中康夫長野県知事に請われ「長野県治水・利水ダム等検討委員会」委員などを務め、住民の立場からダム政策を批判してきた研究者による、渾身の労作。
  • 目次

    はじめに

    【総論】
    第1章 河川行政とダム
    第一節 河川行政の変遷
    多自然型川づくり/前河川審議会委員高橋裕東大名誉教授の講演より
    河川にもっと自由を/「地球の水が危ない」

    第二節 河川審議会の答申等
    今後の河川環境のあり方について(河川審議会答申一九九五年三月)
    二一世紀の社会を展望した河川整備の基本的方向について(同一九九六年六月二十八日答申)
    社会経済の変化を踏まえた今後の河川制度のあり方について(同一九九六年十二月四日答申)
    河川法の一部を改正する法律(一九九七年五月二十八日可決成立)
    流域での対応を含む効果的な治水の在り方(河川審計画部会中間答申二〇〇〇年十二月十九日)
    今後の水災防止の在り方について(河川審議会答申同日)
    河川における市民団体等との連携方策のあり方について(河川審議会答申同日)
    新たな河川整備をめざして――淀川水系流域委員会提言――
    ダム事業に関するプログラム評価書(案)について/河川審議会と河川法改正

    第2章 基本的課題
    第一節 基本高水について
    治水計画の考え方/基本高水流量の決定/流出解析/治水安全度と計画降雨量 の問題点
    貯留関数法とカバー率の問題点/基本高水神話の崩壊/カバー率の合理的な目安

    第二節 森林の公益性と緑のダム
    林の効用について/“緑のダム”についての一つの見方/水レターについての見解
    森林水文学の面から見た“緑のダム”/森林と水循環――緑のダムと緑の蒸発ポンプ
    森林土壌学の面から見た“緑のダム”/pF価による孔隙区分
    土壌生成のメカニズムと森林の取り扱い方
    長野県の『森林(もり)と水プロジェクト』について/ケース・スタディー
    流出解析に基づく流域保水容量の推定/人工のダムより“緑のダム”を

    【各論】
    第1章 長野県のダム
    第一節 「脱ダム」宣言
    1 長野県治水利水ダム等検討委員会
    ダム建設の中止/長野県治水利水ダム等検討委員会の発足
    長野県治水利水ダム等検討委員会の開催/浅川部会、砥川部会の発足
    ダムの安全性と基本高水論争/砥川浅川両部会報告/基本高水と治水安全度
    具体的な答申の起草にむけて

    2 答申起草とその後
    起草委員会での作業/答申案の審議/答申と枠組みの乖離
    その後の検討委員会の動向

    第二節 浅川ダム
    1 計画の概要
    ダム計画の経過/浅川ダムを推進する理由反対する理由

    2 ダムサイトの安全性
    浅川ダム地すべり等技術検討委員会の設立/技術検討委は学識経験者?
    技術検討委の運営について/答申に記載された「安全を疑問とする意見」

    3 基本高水の選択
    基本高水はなぜ過大に設定されているか/ケーススタディ(飽和雨量と有効貯留量)
    浅川ダムのその後/大仏ダム(薄川流域)の基本高水の変更について

    第2章 首都圏のダム
    第一節 八ツ場ダム
    1 計画の概要
    八ツ場ダム計画の始まり/反対派町長の誕生/反対から賛成へ/新たな反対運動
    八ツ場ダム建設事業の概要/品木ダムの概要

    2 推進する理由
    八ツ場ダムの治水計画/八ツ場ダムの利水計画/八ツ場ダムの費用対効果
    生活再建対策

    3 反対する理由
    住民による反対(長野原町報より)/ダムの安全性について/治水について
    過大な基本高水/利水について/環境問題について/生活再建について/総括

    第二節 東大芦川ダム
    1 計画の概要
    東大芦川ダムの経緯/栃木県知事選挙とその後の展開
    東大芦川ダム建設事業検討会の審議について
    大芦川流域住民協議会の発足と経過/東大芦川ダム建設事業の概要
    大芦川流域の概況

    2 推進する理由
    洪水と災害――基本高水/鹿沼市の水道用水について

    3 反対する理由
    治水について――治水安全/治水について――基本高水/利水について
    環境について/費用対効果について/地域振興について

    おわりに
    あとがき
  • 内容紹介

    万一の洪水や渇水から住民を守るため、電力や農業のためといった理由で次つぎと建設されるダム……。しかし建設のための建設、土建業者のための建設といったダムがあまりに多い。地域住民が反対するダム建設はほとんどがそうした代物だ。本書は、脱ダム宣言をした田中康夫長野県知事に請われ「長野県治水・利水ダム等検討委員会」委員などを務め、住民の立場からダム政策を批判してきた研究者による、渾身の労作。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    藤原 信(フジワラ マコト)
    1931年千葉県生まれ。東京大学農学部林学科卒業。東京大学大学院農学研究科博士課程修了。東京大学農学部助手、宇都宮大学農学部森林科学科教授を経て、現在、宇都宮大学名誉教授。農学博士。思川開発事業を考える流域の会代表、長野県治水・利水ダム等検討委員会委員、大芦川流域検討協議会委員、環境政党「みどりの会議」運営委員
  • 著者について

    藤原 信 (フジワラ マコト)
    1931年千葉県生まれ。
    東京大学農学部林学科卒業。
    東京大学大学院農学研究科博士課程修了。
    東京大学農学部助手、宇都宮大学農学部森林科学科教授を経て、
    現在、宇都宮大学名誉教授。農学博士(東京大学)。
     思川開発事業を考える流域の会前代表
     元長野県治水・利水ダム等検討委員会委員
     元大芦川流域検討協議会委員 
     元環境政党「みどりの会議」運営委員 
    [主著]『自然保護事典』(共著)緑風出版
    『なぜダムはいらないか』緑風出版
    『リゾート開発への警鐘』(共著)リサイクル文化社
    『検証リゾート開発』(共著)緑風出版
    『日本の森をどう守るか』(岩波ブックレット)岩波書店
    『真の文明は川を荒らさず』(共著)随想舎
    『「20年後の森林」はこうなる』カタログハウス出版部
    『〝緑のダム〟の保続』緑風出版

なぜダムはいらないのか [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:緑風出版
著者名:藤原 信(著)
発行年月日:2003/08/02
ISBN-10:4846103072
ISBN-13:9784846103071
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:269ページ
縦:20cm
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