歴史と責任―「慰安婦」問題と一九九〇年代 [単行本]

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歴史と責任―「慰安婦」問題と一九九〇年代 [単行本]

金 富子(編著)中野 敏男(編著)
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出版社:青弓社
販売開始日: 2008/06/17
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歴史と責任―「慰安婦」問題と一九九〇年代 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    冷戦が終結し、日本軍「慰安婦」問題が鋭く問われた一九九〇年代、それは世界中で迫害と暴力の歴史が見直され、その責任が問われだした時代だった。この時代を総括し、正義と真実の立場から新たな和解への道を切り開く行動提起の書。
  • 目次

    はじめに――「慰安婦」問題と一九九〇年代 金 富子

    序章 日本軍「慰安婦」問題と歴史への責任――本書の認識と課題
     0 日本軍「慰安婦」問題と歴史への責任――本書の認識と課題 中野敏男

    第1章 「慰安婦」問題と日本の過去克服――問われた課題
     1 「慰安婦」被害者の「尊厳の回復」とは何か?――女性国際戦犯法廷が求めた正義と「国民基金」 西野瑠美子
     2 国民基金と被害者の声 鄭鉉栢[中野宣子訳]
     3 「日本軍戦時性暴力被害」訴訟から見えてくること――裁判はどこまで「慰安婦」問題を裁けているか? 大川正彦
     4 戦後責任と日本人の「主体」 中野敏男
     5 「慰安婦」問題と脱植民地主義――歴史修正主義的な「和解」への抵抗 金 富子
     コラム 戦犯裁判と「慰安婦」問題史料 林 博史
     コラム ナヌムの家の現在と未来 村山一兵

    第2章 世界の過去克服への取り組みから
     6 韓国現代史と過去清算の展開 韓洪九[金栄訳]
     7 台湾における未完の脱植民地化 駒込 武
     8 南部アフリカに「真実和解委員会」が残したこと――植民地主義の過去をめぐって 永原陽子
     9 紛争下の性的暴力と国際法の到達点 東澤 靖
     10 ドイツの過去克服 矢野 久
     11 植民地支配の歴史の再審――フランスの「過去の克服」の現在 菊池恵介
     12 批判的フェミニズムと日本軍性奴隷制――アジア/アメリカからみる女性の人権レジームの陥穽 米山リサ
     コラム 「朝鮮人戦犯」――誰が何を裁かれたのか 内海愛子
     コラム 中国人強制連行 杉原 達
     コラム 日系アメリカ人への戦後補償 タカシ・フジタニ

    第3章 何がなお問われているのか
     13 脱冷戦と植民地支配責任の追及――続・植民地支配責任を定立するために 板垣竜太
     14 帰国事業と日本の戦後責任 テッサ・モーリス=スズキ[大川正彦訳]
     15 在日朝鮮人弾圧から見る日本の植民地主義と軍事化 金栄
     16 韓国の歴史論争とナショナリズムの克服――「親日」と「反日」の争点化を中心に 河棕文
     17 アメリカ議会下院と「慰安婦」問題 荒井信一
     18 植民地女性と脱帝国のフェミニズム 宋連玉
     コラム 沖縄の「集団自決」と教科書検定 宮城晴美
     コラム ハンセン病資料館設立の経緯とその意義 金貴粉
     コラム 「慰安婦」問題を記録し、記憶するために――アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」の試み 池田恵理子

    おわりに 金 富子/中野敏男

    資料 ブックガイド
       年表
       日本で行われている戦時性暴力被害訴訟一覧(二〇〇八年三月十一日付)
       河野官房長官談話
       女性国際戦犯法廷・最終判決文「勧告」
       アメリカ下院「慰安婦」謝罪要求決議
       欧州議会「慰安婦」謝罪要求決議
       ダーバン二〇〇一宣言・行動計画(抄)
  • 内容紹介

    冷戦が終結し、日本軍「慰安婦」問題が鋭く問われた1990年代、それは世界中で迫害と暴力の歴史が見直され、その責任が問われだした時代だった。この時代を広い文脈から捉え直し、正義と真実の立場から新たな和解への道を切り開く行動提起の書。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    金 富子(キム プジャ)
    1958年生まれ。ハンシン大学校(韓国)教員。専攻はジェンダー史・ジェンダー論、植民地教育史、韓国文化論。著書に『植民地期朝鮮の教育とジェンダー』(世織書房、第一回女性史学賞受賞)など

    中野 敏男(ナカノ トシオ)
    1950年生まれ。東京外国語大学教員。専攻は社会理論、社会思想
  • 著者について

    金 富子 (キム プジャ)
    1958年生まれ。ハンシン大学校(韓国)教員。専攻はジェンダー史・ジェンダー論、植民地教育史、韓日文化論。著書に『植民地期朝鮮の教育とジェンダー』(世織書房、第一回女性史学賞受賞)、共編著に『裁かれた戦時性暴力』(白澤社)、『消された裁き』(凱風社)など。◆ひと言:日本のジェンダー史・ジェンダー論研究が、内なる植民地主義に無自覚なまま(だからこそ)、歴史修正主義と手をつなぎ始めている現状に危機感を覚えている。

    中野 敏男 (ナカノ トシオ)
    1950年生まれ。東京外国語大学教員。専攻は社会理論、社会思想。著書に『大塚久雄と丸山眞男』(青土社)、『近代法システムと批判』(弘文堂)、『マックス・ウェーバーと現代』(三一書房)、共編著に『沖縄の占領と日本の復興』(青弓社)など。◆ひと言:NHK番組改竄事件を発端として作られた「メディアの危機を訴える市民ネットワーク」の事務局に参加する一方で、「継続する植民地主義」という関心を持ちながら、国際共同研究を組織して「戦後」を歴史的・思想的に問い直す作業を続けている。

歴史と責任―「慰安婦」問題と一九九〇年代 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:青弓社
著者名:金 富子(編著)/中野 敏男(編著)
発行年月日:2008/06/15
ISBN-10:478723286X
ISBN-13:9784787232861
判型:A5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:422ページ
縦:21cm
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