強磁性体の物理（上）－物質の磁性(物理学選書　4) [単行本]

強磁性体の物理（上）－物質の磁性(物理学選書　4) の 商品概要

• 目次

  1．古典磁気学
  　§1　静磁気現象
  　　（a）磁気モーメント
  　　（b）磁性体と磁化
  　　（c）強磁性体の磁化と反磁界
  　　（d）磁気回路
  　　（e）静磁エネルギー
  　　（f）ヒステリシス
  　　問題／文献
  　§2　磁気測定
  　　（a）磁界の発生
  　　（b）磁界の測定
  　　（c）磁化の測定
  　　問題／文献
  
  2．原子の磁性
  　§3　原子の磁気モーメント
  　　（a）原子の構造
  　　（b）ベクトル模型
  　　（c）ジャイロ磁気効果と電子スピン共鳴
  　　（d）結晶場と角運動量の消失
  　　問題／文献
  　§4　ミクロ的測定手段
  　　（a）核磁気モーメントと関連する測定手段
  　　（b）中性子回折
  　　（c）μ中間子スピン回転（μSR）
  　　問題／文献
  
  3．各種の磁性
  　§5　無秩序磁性
  　　（a）反磁性
  　　（b）常磁性
  　　問題／文献
  　§6　フェロ磁性
  　　（a）ワイスの理論
  　　（b）各種の統計理論
  　　（c）交換相互作用
  　　問題／文献
  　§7　反強磁性とフェリ磁性
  　　（a）反強磁性
  　　（b）フェリ磁性
  　　（c）らせん磁性
  　　（d）寄生強磁性
  　　問題／文献
  
  4．物質の構造と磁性
  　§8　金属の磁性
  　　（a）金属のバンド構造と磁性
  　　（b）3d 遷移金属合金の磁性
  　　（c）希土類金属の磁性
  　　（d）金属間化合物の磁性
  　　問題／文献
  　§9　酸化物の磁性
  　　（a）酸化物の結晶構造とその種類
  　　（b）スピネル型酸化物の磁性
  　　（c）ガーネット型酸化物の磁性
  　　（d）六方晶マグネトプランバイト系酸化物の磁性
  　　（e）その他の酸化物の磁性
  　　問題／文献
  　§10　化合物の磁性
  　　（a）3d 遷移元素-IIIb族化合物
  　　（b）3d 遷移元素-IVb族磁性化合物
  　　（c）3d 遷移元素-Vb族磁性化合物
  　　（d）3d 遷移元素-VIb族磁性化合物
  　　（e）3d 遷移元素-Vb（ハロゲン）族磁性化合物
  　　（f）希土類元素化合物
  　　問題／文献
  　§11　アモルファス物質の磁性
  　　（a）3d 遷移金属を主体とするアモルファス物質の磁性
  　　（b）遷移金属-希土類アモルファス合金の磁性
  　　問題／文献
  
  付録1　本書に用いた記号
  付録2　エネルギー換算比
  付録3　MKSA単位系とCGS単位系との磁気量単位換算表
  付録4　種々の磁界単位の換算表
  付録5　元素周期表
  付録6　重要物理定数表

• 内容紹介

  理論と応用との両分野にわたって発展した磁性研究を、理論に偏せず、応用に片寄らず、物理学的な直観を働かせて紹介する。

• 著者について

  近角　聡信 (チカズミ　ソウシン)
  東京大学名誉教授、理学博士。1922年 東京都に生まれる。東京府立第五中学校、旧制第二高等学校を経て、東京帝国大学理学部卒業。学習院大学助教授・教授、東京大学教授、慶應義塾大学教授、江戸川大学教授などを歴任。主な著書に『強磁性体の物理（上）（下）』『物性科学入門』『大学演習 電磁気学（全訂版）』（以上 裳華房）、『磁性体ハンドブック』（共著、朝倉書店）、『日常の物理事典』『続 日常の物理事典』（以上 東京堂出版）などがある。

強磁性体の物理（上）－物質の磁性(物理学選書　4) の商品スペック