100年の残影―西部の写真家・松浦栄 [単行本]

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100年の残影―西部の写真家・松浦栄 [単行本]

栗原 達男(文・写真)
価格:¥4,180(税込)
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出版社:彩流社
販売開始日: 2011/07/12
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100年の残影―西部の写真家・松浦栄 [単行本] の 商品概要

  • 目次

    フランク・マツーラの痕跡を求めて―序にかえて(岡井耀毅)
    〈第1章〉フランク・マツーラに会いに行く
    〈第2章〉Frank S.Matsuraが生きた地で
    〈第3章〉先住民インディアンの祭り“獰猛と尊厳”
    〈第4章〉フロンティア・ヤードの末裔たち
    〈第5章〉フランクを思慕する人びと
    〈第6章〉西部の残影
    〈第7章〉100年前の“自写像”
    〈第8章〉オカノガン峡谷の現在
    〈終 章〉大きくなる一方の栄の姿
     年 譜 松浦栄(Frank S.Matsura)の軌跡
    あとがき
  • 出版社からのコメント

    よみがえる100年前のアメリカ西部の姿!“フランク”と呼ばれた稀有の写真家・松浦栄の足跡を追ったフォトドキュメント。
  • 内容紹介

    よみがえる100年前のアメリカ西部の姿!
    “フランク ”と呼ばれた稀有の写真家の足跡を追ったフォトドキュメンタリィ。
    収録写真290葉(内松浦栄の100年前の写真96点)
    ────────────────────────────────────────────────────
    フランク・マツーラの痕跡を求めて 序にかえて    岡井耀毅

     初冬のある日、私は東京・半蔵門のJCIIフォトサロンで催されている栗原達男写真展「松浦栄(まつらさかえ)のオカノガン・100年」(2010年10月30日~11月25日)を見た。
     会場には、このほとんど知られていない先駆的な写真家の苦心の写真アメリカ大西部開拓の残光の中に息づかいをあらわに立ち上がっていた。ワシントン州の奥地オカノガン峡谷の閑散とした街や村々の庶民風景だが、じっくり見ていくうちに百年の歳月をへだてていて、それらの写真が遠い異国の昔の風物であるにもかかわらず、身近にあるものとして、やさしく語りかけるような懐旧の情感をたたえてくるのに驚いた。それは、けっして単純に過ぎ去った時間の重みが発信してくるだけのことではなかった。
     たとえ太平洋をへだてたアメリカの辺境の地とはいっても、その地で生涯を終えた写真家の血流の淵をのぞき込む感慨がひとしおであったためか。あるいは、フランク・マツーラと名乗った松浦栄の写真を、抱きしめるように、溶け込むように、混じり合って併展されている栗原達男の松浦思慕ともいえる熱情的な追跡の情念に胸を打たれたせいであったのか。
     栗原達男はまず、松浦が20世紀元年の1901年(明治34年)春に上陸したシアトルの街の現場に立ち、松浦がたどったコロンビア川をさかのぼり、支流オカノガン川の船着き場まで徹底的に追跡する。そして、残された数少ないシアトルの町の松浦の写真から推測して彼の暮らした痕跡をさぐるように撮り、さらにオカノガンでの松浦の写真と同じ現場に立って定点的な撮影をつづけていった。幼少の頃に松浦を目撃した生存者をたずね、松浦の大ファンに会い、銀山開発で活気があった当時を偲ばせる情景とだぶらせて現在の街景や風物を撮り収めているのだ。
     興味深いのは、松浦栄が残したオカノガン周辺の写真に、1909年(明治42年)の頃、オカノガン川畔にできた野球場でプレーする村人たちが写っており、いち早く当時、アメリカに野球ブームがゆきわたっていたことを示している。それから約百年後にイチローが渡米して、松浦がスタートした同じシアトルで大リーグデビューをするという奇縁もなにか運命的な符号のように思えてならないのだ。

    松浦栄・その人物像
     いったい松浦栄とは、どんな人物だったのか。松浦栄は1873年(明治6年)、東京・向島に生まれている。明治維新で没落したが、旗本与力の家柄だった。幼少の頃に父母を喪い、苦学して成長した。キリスト教に入信し、アメリカ帰りの牧…

    図書館選書
    よみがえる100年前のアメリカ西部の姿!“フランク”と呼ばれた稀有の写真家の足跡を追ったフォトドキュメント。写真展に展示できなかった多数のフランク・マツーラ(松浦栄)の写真88点を収載。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    栗原 達男(クリハラ タツオ)
    1937(昭和12)年、向島生まれ。開成中学で野球中と日本泳法水泳部。同高校で写真部の「三部主義」早稲田大学(政経学部)でも写真部。朝日新聞社出版写真部に6年間勤務後にフリーとなり現在に至る。JPS(日本写真家協会)会員
  • 著者について

    栗原 達男 (クリハラ タツオ)
    1937(昭和12)年、東京・向島生まれ。
    開成中学で野球部と日本泳法水泳部。同高校で写真部の「三部主義」。早稲田大学(政経学部)でも写真部。朝日新聞社出版写真部に6年間勤務後にフリーとなり現在に至る。
    著書に『写真報告 オキナワ1961~1970』(朝日新聞社、1970年)、『紅いジャージーの男たち 鉄の町・釜石ラグビー』『わが父なる大地  ウェールズ、そしてラグビー』(講談社、1984年)、『さらば日本の炭鉱 ドイツ・カナダの日本人炭鉱マン』(平凡社、1987年)、『合衆国USA 縦横16000キロ』(情報センター出版局、1991年)、『フランクと呼ばれた男』(情報センター出版局、1993年)、『名作ひとり旅 』(トラベルジャーナル、1994年)、(『失うことを恐れるな 世紀末から21世紀へ』(三五館、1999年)など多数がある。

100年の残影―西部の写真家・松浦栄 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:彩流社
著者名:栗原 達男(文・写真)
発行年月日:2011/07/04
ISBN-10:4779116368
ISBN-13:9784779116360
判型:B5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:写真・工芸
言語:日本語
ページ数:199ページ
縦:19cm
横:26cm
厚さ:2cm
重量:700g
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