漱石と子規、漱石と修―大逆事件をめぐって [単行本]

漱石と子規、漱石と修―大逆事件をめぐって [単行本] の 商品概要

• 要旨(「BOOK」データベースより）

  山田風太郎は、「見ようによっては、漱石自体が子規によって生まれたものといえる」と述べる。本書は、漱石と子規との交友に触れ、漱石と平出修の、日露戦争と大逆事件を巡る種々の作品と言動を検証し、さらに博士号辞退や文芸院設立問題も眼下に収め、国家・戦争・権力等の明治期の時代性と共に、その時代を生きた漱石の真の位相を浮彫りにした力篇であり、自ずから漱石・子規・修を中軸にした、揺籃の明治の人間群像を鮮明に活写したものとなっている。

• 目次(「BOOK」データベースより）

  第１編　漱石と子規（漱石の談話「正岡子規」
  漱石の学生時代の子規宛書簡と「京に着ける夕」
  松山の漱石と子規
  熊本と子規庵
  ロンドンと子規庵―倫敦消息と『猫』中編自序
  子規追想）
  第２編　漱石と平出修（日露戦争時の漱石と修
  大逆事件をめぐって
  漱石と修の接触）

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  中村 文雄(ナカムラ フミオ)
  １９３１年南伊豆生まれ、５６年国学院大学文学部史学科卒業、東北大学研究生を経て同大学文部教官、国土地理協会企画室長、川崎市立高校教諭、この間新日本文学学校研究科卒、神奈川県高校教科研究会歴史分科会長、全歴研常任理事など経験。現在、日本文芸家協会会員

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