わざ言語―感覚の共有を通しての「学び」へ [単行本]
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わざ言語―感覚の共有を通しての「学び」へ [単行本]

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出版社:慶応義塾大学出版会
販売開始日: 2011/03/30
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わざ言語―感覚の共有を通しての「学び」へ [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    学習者が指導者から学ぶべきものとは何か。それはどのような言葉で促されるのか。第一線で活躍する指導者や実践者との対談を通して、「わざ言語」が実践の場で作用する構造を明らかにする。
  • 目次

    はじめに――「わざ言語」と「学び」  生田久美子

    第一部 「わざ言語」の理論
     第一章 「わざ」の伝承は何を目指すのか――TaskかAchievement か  生田久美子
      はじめに
      1 「わざ」とは何か
      2 「傾向性(disposition)」としての「わざ」
      3 「わざ」のTask とAchievement とは何か
      4 様々な世界での「わざ」の伝承が目指すもの
      5 もう一つの「学び」――感覚の共有を通しての「学び」へ
      おわりに――教育における「わざ言語」の役割

     第二章 熟達化の視点から捉える「わざ言語」の作用
     ――フロー体験に至る感覚の共有を通した学び  北村勝朗
      はじめに
      1 スキルの獲得と「わざ」の習得
      2 熟達化から捉える「わざ言語」
      3 フロー体験から捉える「わざ言語」
      結語

     第三章 スポーツ領域における暗黙知習得過程に対する「わざ言語」の有効性
     ――動作のコツ習得過程において「わざ言語」はどのように作用しているのか  永山貴洋
      1 スポーツ領域における暗黙知と指導言語
      2 スポーツ領域における暗黙知の学習過程
        ――エキスパート選手は動作のコツをいかにして習得し、指導しているのか
      3 スポーツ領域における暗黙知学習に対する「わざ言語」の作用
      4 まとめと今後の課題

     第四章 「文字知」と「わざ言語」――「言葉にできない知」を伝える世界の言葉  川口陽徳
      はじめに
      1 「文字知」の陥穽――「わざ」と「言葉」の困難な関係
      2 言葉の可能性――陥穽を避ける様々な工夫
      まとめにかえて――「文字知」の陥穽を避ける「わざ言語」の役割

     第五章 「わざ言語」が促す看護実践の感覚的世界  前川幸子
      はじめに
      1 看護における「わざ」
      2 看護の「わざ」に見る相互主観的世界と〈私離れ〉
      3 「わざ言語」に導かれる看護実践
      4 看護学生に留まる「うずく傷」
      5 看護の「わざ」を教える・学ぶ
      6 非言語的な「わざ」言語
      おわりに

     第六章 看護領域における「わざ言語」が機能する「感覚の共有」の実際  原田千鶴
      はじめに
      1 「わざ言語」に導かれる「感覚の共有」
      2 価値を共有する学び
      3 仲間と学び合う
      4 異質の共同体との出会いにおける看護の再発見
      おわりに

     第七章 人が「わざキン」に感染するとき  佐伯 胖
      1 「風邪ひかせのヤブ医者」物語
      2 「わざ」は「わざキン」病の症状か
      3 わざの「感染場」――「わざ」が生起し伝承される場
      4 「わざ言語」とは何か――「わざキン」世界の「わかり合い」

    第二部 「わざ言語」の実践
     第一章 「歌舞伎」の「わざ」の継承と学び
     ――「役になりきる」ことに向って  五代目 中村時蔵(聞き手 生田久美子)
      1 自らの「学び」を振り返って
      2 「役になりきる」ということ
      3 「書かない」ことを通しての「教える」と「学び」
      4 台本と「書抜き」
      5 国立劇場の養成課での「教え」と「学び」

     第二章 しむける言葉・入り込む言葉・誘い出す言葉
     ――創作和太鼓の指導実践から  佐藤三昭(聞き手 川口陽徳)
      1 創作和太鼓と作曲――小説や詩を書くように曲を作る
      2 「太鼓の技術の指導」と「曲のイメージの共有」――イメージができると音が変わる
      3 思考にしむける「謎」――師匠のイメージに弟子が自ら至るように
      4 和太鼓奏者としての日常生活――日々の過ごし方が演奏に影響する
      5 「基礎的な仕方」から「演奏表現の技術」へ
        ――「へそを真下に落とすように」、「ぬかるんだ道を歩くように」
      6 二つの言葉――弟子の感覚に入り込む言葉、未知の感覚に誘い出す言葉
      7 言葉の選択、使わない言葉――「腕を伸ばしなさい」ではなく「天井から吊るされている」
      8 マニュアル化の限界――「演奏表現」はテキストで伝えることはできない

     第三章 感覚との対話を通した「わざ」の習得
     ――感覚人間としての陸上体験  朝原宣治(聞き手 北村勝朗)
      1 陸上競技との出会い
      2 感覚との出会い
      3 北京オリンピックでの感覚体験
      4 感覚に基づく指導法

     第四章 スピードスケート指導者が選手とつくりあげる「わざ」世界
     ――積み上げ、潜入し、共有する  結城匡啓(聞き手 永山貴洋)
      1 速く滑るための感覚を自分で追い求めた選手時代
      2 指導の前提には選手との積み上げがある
      3 選手の中に潜り込む
      4 頭の中のスケーターはどんどん速くなっていく
      5 形ではなく、運動の質を感じる
      6 いろいろな運動経験が感覚を鋭敏にする
      7 四つの自己観察を通して感覚を共有する

     第五章 「生命誕生の場」における感覚の共有  村上明美(聞き手 原田千鶴)
      1 「産もうとする力」、「生まれようとする力」を促す
      2 「仲間」としての迎え入れ
      3 説明できない「わざ」の世界への参入
      4 熟練助産師の「わざ」に「惚れる」
      5 「産む―生まれる」という日常の営みを助ける
      6 「産む―生まれる」場の一体感
      7 生命の導きにおける「美しさ」へのこだわり

      あとがき
      索引
  • 出版社からのコメント

    「わざ」の伝承を促す「言葉」に迫る
  • 内容紹介

    「わざ」の伝承を支える「ことば」に迫る。
    ▼学習者が指導者から学ぶべきものとは何か? それはどのような言葉で促されるのか? という問題に焦点をあて、学習者の認知プロセスを明らかにする。
    ▼歌舞伎俳優 五代目 中村時蔵、創作和太鼓作曲家・指導者佐藤三昭、北京オリンピック陸上競技メダリスト朝原宣治など、古典芸能、スポーツなどの第一線で活躍する指導者や実践者のインタビューを通じて、それぞれの現場で「わざ言語」が作用する構造を解明していく。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    生田 久美子(イクタ クミコ)
    1947年東京生まれ。慶應義塾大学大学院社会学研究科教育学専攻後期博士課程単位取得退学。修士(教育学)。現在、東北大学大学院教育学研究科教授。専門は、教育哲学、認知教育学

    北村 勝朗(キタムラ カツロウ)
    1961年長野県生まれ。東北大学大学院教育学研究科教育学専攻博士課程前期修了。博士(教育学)。現在、東北大学大学院教育情報学研究部教授。専門は、教授学習心理学、スポーツ心理学

わざ言語―感覚の共有を通しての「学び」へ [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:慶應義塾大学出版会
著者名:生田 久美子(編著)/北村 勝朗(編著)
発行年月日:2011/03/31
ISBN-10:4766418042
ISBN-13:9784766418040
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:心理学
言語:日本語
ページ数:377ページ ※365,12P
縦:21cm
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