装置としての性支配 [単行本]

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装置としての性支配 [単行本]

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出版社:勁草書房
販売開始日: 1995/01/20
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装置としての性支配 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    母性・中草・ポルノを貫く女性身体の〈社会的構成〉に照準し、21世紀のフェミニズムを展く。
  • 目次

    はじめに

    I

    装置としての性支配――90年代上野・江原論争への中間総括
     1 上野・江原論争とは何であったのか
     2 リベラル・フェミニズムでもなく、マルクス主義フェミニズムでもなく
     3 装置としての性支配
     4 フェミニズムにおける「労働の問題」と「身体の問題」

    II

    上野千鶴子氏の「文化主義批判」を批判する
     1 「唯物論派」対「文化派」?
     2 理論的実践の固有性
     3 「文化派」とは何か
     4 意識への特権的批判は可能か

    フェミニズムとは何か
     1 はじめに
     2 第二波フェミニズムの原点――認識の主体としての女性の権利の主張
     3 女性の沈黙――認識力を否定された女性とその自己欺瞞の回路
     4 認識主体としての女性の権利
     5 社会的権力の存在の指摘

    「性支配」論への覚え書き
     1 フェミニズムは積極的評価を指向しうるか
     2 自己決定権と自己定義権
     3 二つの還元主義
     4 主体性と権力

    「社会的権力」の理論化はいかにして可能なのか――「文化主義批判」論争再考
     1 振り返ってみれば――論争の生産的展開のために
     2 「文化対物質」問題再考
     3 「社会的権力」の理論化はいかにして可能なのか――リベラル・フェミニズムとマルクス主義フェミニズムを越えて

    III

    労働中心主義とフェミニズム
     1 労働に賭けた未来――二〇世紀の初頭のチェーホフ劇
     2 労働中心主義とフェミニズム
     3 働く女性の増大と新しい労働観
     4 労働の未来学

    フェミニズムとジェンダー
     1 はじめに
     2 フェミニズム運動第二の波
     3 女性と近代――男性中心的な「近代社会認識」からの脱却
     4 社会学とジェンダー

    権力装置としての家族
     1 家族は「権力」という言葉で記述できるか
     2 家族における「権力」とは
     3 行為の複数文脈性と権力
     4 権力装置としての家族
     5 性役割と権力

    セクシュアル・ハラスメントのエスノメソドロジー――週刊誌にみる解釈の政治学
     1 セクシュアル・ハラスメント問題とエスノメソドロジー
     2 週刊誌にみる解釈の政治学

    従軍慰安婦について
     1 記憶の政治学と従軍慰安婦問題
     2 民族差別としての従軍慰安婦問題
     3 天皇の軍隊――日本軍と日本社会
     4 性差別としての従軍慰安婦問題――沈黙を強いたもの

    女性問題と人口問題――女性学的観点から
     1 導入――出生率低下問題と女性問題
     2 堕胎論争から優生保護法「改正」問題まで――日本の女性運動における人口問題のとらえかたの変遷
     3 女性問題と人口問題――一・五七ショックをめぐって

    結婚しないかもしれない症候群――現代日本における結婚のリアリティ
     1 結婚の意思決定をめぐって
     2 結婚しないかもしれない症候群
     3 現代日本における結婚のリアリティ

    IV

     1 母性本能という社会規範
     2 会話分析からみたセクシュアル・ハラスメント
     3 人は自己(他者)の身体に対していかなる権利を持つのか
     4 異常な働き方
     5 専業主婦願望
     6 アジア系女性は「裏切り者」?
     7 女性総合職の未来
     8 嗜癖という病い
     9 学びつづけることを望む女性たち
     10 多数派になった性別役割分業否定派
     11 皇太子妃決定のニュースと女性の社会進出
     12 G君、ミスター・コンテストに出場す
     13 どうして介護は女性の仕事なのか
     14 世にも不思議な女性の標準サイズ
     15 セクハラをめぐる女と男の深い溝
     16 「もしもし」の向こう側は男か女か
     17 どうして子育ては母親の責任なのか
     18 女性社員だけに制服があるのはなぜ
     19 お茶くみの政治学
     20 誰もいない暗い家に帰りたくない
     21 スポーツは男の勲章か

    あとがき
  • 内容紹介

    母性・中絶・ポルノを貫く女性身体の〈社会的構成〉に照準し、21世紀のフェミニズムを展く。男による支配でもなく、資本による支配でもなく「装置としての性支配」を考える。
  • 著者について

    江原 由美子 (エハラ ユミコ)
    江原 由美子(えはら ゆみこ )1952年、神奈川県に生まれる。1979年東京大学大学院社会学研究科博士課程中退。現在、 東京都立大学名誉教授。主著:『生活世界の社会学』(1985、勁草書房)『女性解放という思想』(1985、勁草書房、増補して2021、ちくま学芸文庫)『ジェンダーの社会学』(共著、1989、新曜社)『装置としての性支配』(1995、勁草書房)『フェミニズムのパラドックス』(2000、勁草書房)『フェミニズムの主張』(1992、編著、勁草書房)『性の商品化 フェミニズムの主張2』(1995、編著、同)『生殖技術とジェンダー フェミニズムの主張3』(1996、編著、同)『性・暴力・ネーション フェミニズムの主張4』(1998、編著、同)『自己決定権とジェンダー』(2002、岩波書店)ほか。

装置としての性支配 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:勁草書房
著者名:江原 由美子(著)
発行年月日:1995/01/20
ISBN-10:4326651644
ISBN-13:9784326651641
判型:B6
対象:専門
発行形態:単行本
内容:教育
言語:日本語
ページ数:330ページ
縦:20cm
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