藤衣 [単行本]

藤衣 [単行本] の 商品概要

• 要旨(「BOOK」データベースより）

  龍の背にそっくりの参道の松樹は、青々と映え、それを取り巻く白砂は光っていた。厳子は天つ神の顔だ、と父君の仰せの如く、この国、最古の氏に育った姫は、師空海への入定前日、尼公として入滅していた。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  赤沼 眞通子(アカヌマ マツコ)
  土井敦子。日本文藝家協会会員。九州文学編集委員。大正１５年（１９２６）宮城県仙台市生まれ。文芸誌、芸術季刊、現代作家を経て、同人雑誌『らむぷ』を、昭和５０年創刊。同年「高野詣」が、第一〇回北日本文学賞選奨となる。５１年、『姫胡蝶花』（葦書房）出版（第十二回、福岡市文学賞を受賞）。同年藤沢周平に師事。平成元年、『彼岸への道』（近代文藝社）日本図書館協会選定図書となる。１６年から三年間、西日本文化サークルで講座担当。その文芸誌『みずかがみ』（水鏡の会）を創刊

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