千里耳―つぐない屋お房始末帖(廣済堂文庫) [文庫]

千里耳―つぐない屋お房始末帖(廣済堂文庫) [文庫] の 商品概要

• 要旨(「BOOK」データベースより）

  大身の武家で小者をしている男が、血の跡のついた立派な羽織を手に房が営む洗い張り屋を訪ねてきた。羽織は、三年前の寒い日、男が病のため、道端で倒れた際、どこかの若い女が着せてくれたものだという。家庭を持ち、ささやかながらも幸せな今の生活は、そのときに凍え死んでいたらありえない。血の汚れを消して、羽織の持ち主を探してお礼をしたいと小者はいう。大した稼ぎにならないと、しぶしぶながら依頼を引き受けた房だったが、案の定、手掛かりの少ない探索は難航した。だが、つぐない屋の仲間の娘・ちさが、妙なことを言い出した。羽織の女の声が聞こえると…。

• 内容(「BOOK」データベースより）

  千里耳
  お世田稲荷
  霧雨の降る夜
  十九文横町
  閉ざされた門

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  牧南 恭子(マキナミ ヤスコ)
  名古屋市立女子短大卒業。１９９０年『爪先』（講談社）でデビュー

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