空間構想事始 [単行本]

空間構想事始 [単行本] の 商品概要

• 要旨(「BOOK」データベースより）

  空間構想とは、すでにある無数の居場所にもうひとつの居場所を付け加えようとする創造的な行為です。その居場所に息づいても良いと思える想いや確かさ、そこで育まれ、そこから広がっても良いと思える営みや価値にあらかじめ命と姿を与えることであり、そのために必要と思われる根拠や条件や仕組みや展望を検証し組み立てる作業であり、不可視の偶然や誤算や恣意や不覚を考慮してもなお、それが生まれて良いと思われる確信にたどりつくための作法であり、そうして創られる空間を、個有の豊かさとありようを持つ、私たちの居場所として実現させるための最も効率的な方法のことです。本書は、空間構想という人間の最も初源的かつ根源的な課題とそれに伴う行為のありように関する基本的な事柄を巡る考察もしくはひとつのヴィジョンです。

• 目次(「BOOK」データベースより）

  序章　空間構想
  第１章　人間という生物の特性
  第２章　人間の特質としての相反性
  第３章　構想の対象としての空間の実相
  第４章　空間を取り巻く社会的要素
  第５章　空間構想の環境的対象領域
  第６章　空間構想の建築的対象領域
  第７章　建築空間の認識
  第８章　建築を構成する外部的要素
  第９章　建築を構成する内部的要素
  第１０章　空間構想の基本条件
  第１１章　建築空間の実現のプロセス
  第１２章　空間構想の２１世紀的可能性
  終章　空間構想という行為

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  谷口 江里也(タニグチ エリヤ)
  詩人。ヴィジョンアーキテクト。石川県出身。横浜国立大学工学部建築学科卒業後、設計事務所に勤務。１９７６年バルセロナに渡り、ブティックデザインなどを行うとともに多くの芸術家、思想家、建築化、プロデューサーなどと親交を深める。１９８３年に帰国。イマジネーションと変化をテーマに様々な表現活動を展開すると共に１９９０年から２００１年まで、民間のシンクタンクの構想プロジェクト研究センター・ディレクターとして多くのプロジェクトをデザインし、そのディレクションを行う。また、『東京銀座資生堂ビル』『ＬＡＺＯＮＡ川崎』『レストランｉｋｒａ』など、２１世紀の新たなスキームを見据えたエポックメイキングな空間創造に携わる。ネットワークスタイルのアトリエ、『エリアス・クリエイティヴ・スターシップ』代表

空間構想事始 [単行本] の商品スペック