杉〈1〉(ものと人間の文化史〈149-1〉) [全集叢書]

杉〈1〉(ものと人間の文化史〈149-1〉) [全集叢書] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  天然分布の状況から各地の栽培・育種、利用にいたる歩みを、弥生時代から今日までの人間の営みの中でとらえなおす。秋田杉・北山杉・吉野杉をはじめとする産地形成の経緯、藩による林業の育成と禁制、戦争や災害による荒廃におよぶ。

• 目次

  　　まえがき
  
  序　章　杉の文化史への誘い
  第一章　杉の生態
  第二章　日本文化形成期の杉
  第三章　近世の領主と杉
  　　一　藩主にようる杉の伐採制限
  　　二　秋田藩の財政と秋田杉
  　　三　幕府へ杉材を献上した高知藩
  第四章　杉植林の進展とその背景
  　　一　近世の杉植林奨励とその背景
  　　二　近現代の杉植林の盛行とその背景

• 出版社からのコメント

  日本林業史の展望の下に杉の生態、天然分布の状況から栽培・育種、利用にいたる歩みを弥生時代から今日までの人間の営みとして描く。

• 内容紹介

  わが国の固有種である杉は「木の文化」の主役として古くから日本人の生活に関わってきた。その生態、天然分布の状況から各地の栽培・育種、利用にいたる歩みを弥生時代から今日までの人間の営みの中で捉え直す。近世における秋田杉、北山杉、吉野杉などの産地形成の経緯、藩による林業の育成と禁制、戦争や災害による荒廃、国有林や民有林の消長などにわたり、わが国林業史の展望の下に描き出す。〔植物文化史・環境〕
  
  図書館選書
  その生態、天然分布の状況から各地における栽培・育種、利用にいたる歩みを弥生時代から今日までの人間の営みの中で捉え直し、わが国林業史を展望しつつ描き出す。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  有岡 利幸(アリオカ トシユキ)
  １９３７年、岡山県に生まれる。１９５６年から１９９３年まで大阪営林局で国有林における森林の育成・経営計画業務などに従事。１９９３～２００３年３月まで近畿大学総務部総務課に勤務。２００３年より（財）水利科学研究所客員研究員。１９９３年第３８回林業技術賞受賞。著書に『松と日本人』（人文書院、１９９３、第４７回毎日出版文化賞受賞）など

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