「魂」に対する態度 [単行本]

「魂」に対する態度 [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  〈私〉をめぐって深まりつつ繰り返される思索は、隣人をもたない〈魂〉に到達した。思想の場所を解体していく哲学の悦び。

• 目次

  はしがき
  
  I
  
  一　ポスト〈道徳〉的文化の展望――ニーチェ的解釈学とその帰結（1）
  
  二　哲学の極限――ニーチェ的解釈学とその帰結（2）
  
  三　規範の基礎――｢べき｣ の生成論の立場から
  
  四　質疑応答（I）
  
  II
  
  一　ヴィトゲンシュタインの〈感覚〉とクリプキの〈事実〉
  
  二　教えることのパラドックス――｢学校文化と生徒人格｣ 序説
  
  三　世界宗教の外部へ――柄谷行人『探求』批判
  
  四　醒めることを禁じられた夢――｢デリダ VS フーコー｣ への一つの視点
  
  五　質疑応答（II)
  
  III
  
  一　〈私〉の存在
  
  二　｢私｣ の同一性と〈私〉の同一性
  
  三　魂に対する態度――他人と他者の存在論的差異について
  
  四　〈魂〉に対する態度
  
  五　質疑応答（III）

• 内容紹介

  〈私〉の存在に対する驚きから出発し、思索を深めている著者の論文集。伝統的に他我問題、人格の同一性などと呼ばれる問題群を徹底的に考え抜く。

• 著者について

  永井　均 (ナガイ　ヒトシ)
  永井　均（ながい　ひとし）
  
  1951年生まれ、慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得。信州大学人文学部教授、千葉大学文学部教授、日本大学文理学部教授を歴任。著書に『〈私〉のメタフィジックス』（勁草書房）ほか多数。

「魂」に対する態度 [単行本] の商品スペック