おしどり大名(春陽文庫) [文庫]

おしどり大名(春陽文庫) [文庫] の 商品概要

• 要旨(「BOOK」データベースより）

  浅草寺境内を見物にやって来た２人連れの若い女性は、田鶴姫とお供のお菊であった。ところの無頼浪人乙骨墓四郎と机左膳らの一味が田鶴姫とお菊にからんできた。その嫌がらせから２人を救ってくれた美男浪人は、姓はぎんなん、名は太郎と名乗った。ぎんなん太郎を呼び止めたのは、明石６万石京極家の江戸次席家老香月紋之助であった。香月が語るところによると、江戸家老渋沢頼母は、側室お万ノ方が産む子に京極家を継がせるため、田鶴姫には下野本多家より養子を迎えようと謀る一策であった。側室お万ノ方は実は香月紋之助の妹であった。悪計をめぐらしているのは、なんと香月であったのだ。香月と対決した太郎は水牢に落とされた。―長編時代小説の名手左近隆が贈る痛快編。

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