症例A(角川文庫) [文庫]

症例A(角川文庫) [文庫] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  精神科医の榊は美貌の十七歳の少女・亜左美を患者として持つことになった。亜左美は敏感に周囲の人間関係を読み取り、治療スタッフの心理をズタズタに振りまわす。榊は「境界例」との疑いを強め、厳しい姿勢で対処しようと決めた。しかし、女性臨床心理士である広瀬は「解離性同一性障害（ＤＩＤ）」の可能性を指摘し、榊と対立する。一歩先も見えない暗闇の中、広瀬を通して衝撃の事実が知らされる…。正常と異常の境界とは、「治す」ということとはどういうことなのか？七年の歳月をかけて、かつてない繊細さで描き出す、魂たちのささやき。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  多島 斗志之(タジマ トシユキ)
  昭和２３年大阪府生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。広告代理店勤務、フリーの広告制作ディレクターを経て作家デビュー

• 出版社からのコメント

  構想７年！深く掘り下げたテーマで唸らせる多島ミステリーの真髄。

• 内容紹介

  精神科医・榊、担当患者で17歳の亜佐美、そして女性臨床心理士の広瀬。亜佐美は境界例か、解離性同一性障害か？　正常と異常の境界とは？　三つの視線が交わる果てに光は見出せるのか？

症例A(角川文庫) [文庫] の商品スペック