自殺の看護 [単行本]
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自殺の看護 [単行本]

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出版社:鍬谷書店
販売開始日: 2010/07/01
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自殺の看護 [単行本] の 商品概要

  • 目次


    Ⅰ 自殺看護学総論
    第1章 自殺の現状と予防への取り組み
    1 現代の自殺
    1-1 統計的推移にみる自殺
    自殺者数/年齢/性別/原因・動機/職業別/国際比較
    1-2 働き盛りのうつと自殺
    過労とうつ/仕事上のストレス/自殺の原因
    1-3 高齢者のうつと自殺 
    老年期のうつ病(気分障害)/自殺者数の急増/高齢者の自殺の特徴
    1-4 子どものうつと自殺
    思春期の心理的な特徴/子どものうつ病/自傷や自殺企図との関連/性別による傾向/
    1-5 身体疾患に伴ううつと自殺 
    慢性腎不全/がん/SLE(全身性エリテマトーデス)/甲状腺機能低下症/脳血管障害(脳卒中後うつ病)/虚血性心疾患/脊髄損傷/糖尿病/薬剤惹起性うつ病
    1-6 精神障害と自殺
    心理学的剖検/気分障害/アルコール依存症/統合失調症/パーソナリティ障害/精神科病院と自殺
    2 自殺予防
    2-1 予防対策の3段階
    プリベンション(Prevention)/インターベンション(Intervention)/ポストベンション(Postvention)
    2-2 自殺対策基本法 
    制定の経緯/法律の目的と理念/基本的施策/自殺総合対策大綱/いきる(自殺予防総合対策センター)
    2-3 地域における自殺予防活動 
    先進的な事業(新潟県旧松之山町の取り組み)/秋田県の自殺予防対策事業/青森県のこころのケアナース養成事業/岩手県の自殺防止キャラバン隊/地域での民間団体の活動
    2-4 職場でのうつ病対策――産業看護職の活動 
    セルフケアへの支援/ラインによるケア(管理職層への教育・支援)/産業保健スタッフによるケア/事業場外資源によるケア/産業看護職の活動のポイント/職場のポストベンション
    2-5 学校での自殺予防教育 
    生徒向けの教育プログラム/実施前の準備/構成の工夫と注意すべき点/教員向けの教育プログラム/保護者向けの教育プログラム/倫理的配慮と質の確保/評価/専門家の支援を受ける
    第2章 うつ病の看護と治療的介入.
    1 看護の要点
    スクリーニング,早期治療,再発防止/生命を守る/セルフケア支援/認知行動療法
    2 薬物療法.
    2-1 抗うつ薬について
    第1世代(三環系抗うつ剤)/第2世代/第3世代
    2-2 薬物療法の留意点.
    3 認知行動療法 
    3-1 認知行動療法の理論
    5つの領域/自動思考とスキーマ/認知のゆがみ
    3-2 認知行動療法の実際 
    実証的な視点/認知への介入/行動への介入
    4 リハビリテーションと継続支援 
    4-1 社会復帰の困難性と自殺の危険 
    4-2 復職支援と再発予防 
    リワークプログラム/復職時期の決定/職場復帰のための集団認知行動療法/女性(主婦)のためのプログラム
    5 自殺予防の最前線-看護師として
    5-1 看護カウンセリング外来で
    “死にたい気持ち”をキャッチする/希望の模索/
    5-2 デイケアで
    “死にたい気持ち”を語れることの意味/人は変わることができる
    第3章 自殺看護の臨床 
    1 アセスメント 
    1-1 自殺の危険因子(リスクファクター)
    自殺念慮/希死念慮/自傷行為/自殺未遂/自殺企図/うつ状態/うつ病/その他のリスクファクター
    1-2 自殺に共通する心理
    1-3 トリガー
    1-4 看護師の自殺に対する反応
    1-5 アセスメントのすすめかた
    精神症状の観察/行動の観察とフィードバック/アセスメントツールの活用
    2 看護介入 
    2-1 自殺念慮をもつ患者の看護 
    患者のつらい感情を承認する/つながりを保証する/専門家に相談する/サインに気づく/看護目標/環境の調整/ソーシャルサポートの調整
    2-2 身体疾患患者の自殺予防看護 
    抑うつ状態のサインに気づく/精神科の専門家につなぐ/希死念慮を当然視しない/危険因子に関する情報収集/言語的な表現にひきずられた判断をしない/患者の「見捨てられ不安」に対するケア/自殺に対する価値観を自覚する/悲嘆に伴う絶望感/傾聴/自らの健康な力に気づき,認めることを支援する
    2-3救急・救命センターにおける自殺未遂患者の看護 
    救急医療の現場がもつ自殺予防の意義/危機は好機でもある/家族や身近な人々に対する看護/看護師に対する心理的支援
    2-4精神科病院における自殺未遂患者の看護 
    自殺未遂直後のケア/環境整備/観察とアセスメント/信頼関係の構築/再発予防のための援助/接しかたのポイント
    3 家族および周辺の人々へのケア 
    3-1 自殺未遂者の家族へのケア
    3-2 遺族ア
    遺族の心理的反応とケアの基本姿勢/メンタルヘルスに関する情報の提供/自助・支援グループの活動/病院で自殺が起きた場合
    4 看護研究
    4-1 救命救急看護領域の研究
    看護援助に関するもの/自殺に対する看護師の認識,態度に関するもの/用語の定義について/測定用具について/自殺未遂者を対象とした研究/看護師支援を目的とした実証的研究
    4-2 精神看護領域の看護研究
    自殺未遂後の統合失調症患者の看護/退院後の自殺症例/自殺の衝撃と看護師への支援/事例報告/その他のテーマ
    第4章 リスクマネジメント――病院組織としての取り組み 
    1 2つの事例――未然防止と未遂事故
    2 リスクマネジャー(医療安全管理者)
    2-1 自殺事例への介入
    現場の看護力を認める/事故後の検証
    2-2 自殺事故のとらえかた
    3 自殺予防対策
    3-1 自殺のリスクを記録する
    看護記録/インシデントレポート
    3-2 自殺のリスクを話し合う
    チームカンファレンス/メンタルヘルスチームの介入/デスカンファレンス
    3-3 自殺防止対策を計画する
    環境の整備/自殺防止に対する意識づけ
    第5章 自殺に遭遇した看護師のケア.
    1 トラウマ体験(PTSD)
    2 デブリーフィング
    デブリーフィングセッションの実際
    事例の概要/セッションの開催に向けて/オープニングトーク/事実の確認/感情の表現/身体症状等の表現/自分たちにできることの提案/フォローアップ
    3 専門看護師の活用
    ●救命救急センターで
    1 救命を非難する自殺未遂者の攻撃性―介入に消極的となる看護師の心理状態について2 大量服薬による自殺未遂患者の退院調整―リエゾン精神専門看護師として
    ●精神科病棟で
    3 幻覚・妄想状態が落ち着き初外泊を翌日に控えた夜の自殺完遂―希死念慮のある患者の看護をふり返る
    4 希死念慮の強かった患者が「今度また死にたくなったら自分から入院します」と約束して退院に至るまで
    5 自殺未遂後の情動不安定により一般科より入院してきた統合失調症患者の看護
    6 自殺企図と暴力・攻撃のため保護室使用中の患者に対する“開放作戦”―笑いを追求したストレングスモデル看護
    7 慢性皮膚疾患の悪化により入退院をくり返していた非定型精神病患者の退院前の自殺―防げなかった要因について
    ●一般病棟で
    8 積極的治療をやめたがん患者の混乱と希死念―絶望感と恐怖の思いを受けとめる
    9 終末期がん患者に付き添う家族の危機――精神科につなぎ、支え、寄り添った精神看護専門看護師のかかわり
    ●子どもの自殺
    10 自傷行為があり希死念慮が強いため入院した被虐待生育歴をもつ女児の看護――衝動行為と対応困難の背景に解離が疑われた例
    11 統合失調症慢性期の患児の予期せぬ自殺―若手看護師の頃の外傷体験
    ●看護師へのケアと看護管理支援
    12 統合失調症の疑いで入院中の少年の突然の自殺による衝撃――看護管理者としての判断と対処
    13 自殺が続発し動揺の大きい精神科病棟へのコンサルテーション
    14 予期せぬ自殺事故が続いた精神科病棟看護チームへのケア―個別的対応とデブリーフィングミーティング 
    15 患者の自殺が発生した内科病棟への支援―看護師長および遭遇した看護師へのリエゾンナースとしてのかかわり
    16 患者の自殺に遭遇した一般病院看護師へのメンタルヘルスサポート―外部コンサルタントとして
  • 内容紹介

    自殺予防の最前線に立つ看護師に、いま、待望の1冊を届けます。
    臨床看護の視点に立った編集―看護に必要なすべてを伝えたい。
    経験(実践知)の共有をめざして―個別の事例を多数収録しました。
    ■看護師はさまざまな医療現場で自殺と遭遇する。そして自殺未遂患者や、自殺の危険(うつ病、未遂歴、希死念慮、自傷行為……)を抱えた患者と直接かかわっている。
    ■自殺の看護として求められているのは、ハイリスク患者のアセスメントと看護介入について学ぶことだけではない。自殺の衝撃にさらされた看護師自身のダメージを最小に食いとめるケアと、それを支える看護管理、そして組織的なリスクマネジメントがなくてはならない。それらを総合的に解説。看護師による実際の取り組みも紹介。
    ■精神科にかぎらないすべての看護師を読者に想定しています。さまざまな現場の実践事例(ケーススタディー)と、看護管理支援の事例を多数収録
  • 著者について

    田中 美恵子 (タナカ ミエコ)
    東京女子医科大学看護学部教授。精神看護学。『精神看護学;学生-患者のストーリーで綴る実習展開』(編著,医歯薬出版,2001年)『精神障害者の地域支援ネットワークと看護援助;退院計画から地域支援まで』(編著,医歯薬出版,2004年)『全人的ケアのための看護倫理』(監訳,丸善,2005年)『ベナー解釈的現象学;健康と病気における身体性・ケアリング・倫理』(共訳,医歯薬出版,2006年)など。

自殺の看護 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:鍬谷書店
著者名:田中 美恵子(編)
発行年月日:2010/07
ISBN-10:4902630141
ISBN-13:9784902630145
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:医学・薬学・歯学
言語:日本語
ページ数:232ページ
縦:21cm
横:15cm
厚さ:2cm
重量:330g
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