風に紅葉・むぐら(中世王朝物語全集〈15〉) [全集叢書]

風に紅葉・むぐら(中世王朝物語全集〈15〉) [全集叢書] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  「源氏物語」以後―激しく変貌した“物語たち”は、滅びゆく王朝の最後の光彩を映しだす。院政期から鎌倉時代に生み出され、今に伝わる中世王朝物語。原文・口語訳二段組み。

• 目次

  凡例
  
  風に紅葉（かぜにもみぢ）中西健治［校訂・訳注］
  
  上巻本文
  下巻本文
  年立・系図・解題
  
  むぐら（むぐら）常磐井和子［校訂・訳注］
  
  本文　注
  梗概・系図・解題

• 内容紹介

  風に紅葉（かぜにもみぢ）中西健治［校訂・訳注］
  
  当代随一の貴人の大将（内大臣）は、
  一品の宮と結婚、円満な夫婦生活を送るが、
  一方で多くの女性との恋愛遍歴を重ねている。
  また、異母兄の遺児の若君を発見し、溺愛、
  最愛の妻に通じさせる。
  ために一品の宮は懐妊。出産後、急逝する。
  世の無情をはかなんだ内大臣は、
  仏道修行に専念する。
  
  むぐら（むぐら）常磐井和子［校訂・訳注］
  
  女君は夫（大将）の継母から疎まれていることを悩み、
  身を引く決意をし、宮中に妹の春宮の御息所を訪ねる。
  たまたま女君を見そめた帝は、そのまま隠し据えてしまう。
  大将は行方不明の妻を探し求め、
  やがて宮中にいることを知るが、取り戻す術もなく、
  悲嘆のあまり息絶える。
  一方、女君は男皇子を出産、女院となって、
  妹中宮ともども栄達を極める。
  
  図書館選書
  大将は異母兄の若君に溺愛。自分の妻に通じさせるが、妻は懐妊し出産後急逝する。悲しみの大将は仏道修行へ／行方不明の妻を探し宮中に見出すも、帝の前に取り戻す術なく、悲嘆のあまり夫の大将は息絶える。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  中西 健治(ナカニシ ケンジ)
  １９４８年、兵庫県生まれ。立命館大学大学院文学研究科修士課程修了。相愛大学人文学部教授
  
  常磐井 和子(トキワイ カズコ)
  １９３１年、東京都生まれ。学習院大学国文学専攻修士課程修了

風に紅葉・むぐら(中世王朝物語全集〈15〉) [全集叢書] の商品スペック