大番〈下〉―北上次郎選「昭和エンターテインメント叢書」〈2〉(小学館文庫) [文庫]

大番〈下〉―北上次郎選「昭和エンターテインメント叢書」〈2〉(小学館文庫) の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  丑之助を株の世界へ導いてくれ、何かと可愛がってくれた富士証券の社長・木谷が自殺した。大恩人の死にショックを受けた丑之助は、株屋を廃業し、故郷の愛媛に帰る。一応の成功者と思われている丑之助は人々から一目置かれ、以前は雲の上の存在だった富豪の森家とも、東京の伯爵家に嫁いだ憧れの可奈子ともなじみの関係になっていた。その森家から船を借りヤミ商売を始めるが、やがて太平洋戦争が勃発。丑之助の株屋魂に再び火がつく。終戦後、混乱のカブト町へ舞い戻った丑之助は、事業を拡大する一方、零落した可奈子の世話を焼く。痛快、昭和の相場師一代記。

• 内容紹介

  これぞ、ど根性サクセスストーリーの傑作！
  
  丑之助を株の世界に導いてくれ、何かと可愛がってくれた富士証券の社長・木谷が自殺した。大恩人の死にショックを受けた丑之助は、株屋を廃業し、故郷の愛媛に帰る。
  一応の成功者と思われている丑之助は人々から一目置かれ、以前は雲の上の存在だった富豪の森家とも、東京の伯爵家に嫁いだ憧れの可奈子ともなじみの関係になっていた。その森家から船を借りヤミ商売を始めるが、やがて太平洋戦争が勃発。丑之助の株屋魂に再び火がつく。
  終戦後、混乱のカブト町へ舞い戻った丑之助は、事業を拡大する一方、零落した可奈子の世話を焼く。
  痛快、昭和の相場師一代記。
  
  
  
  
  
  
  
  図書館選書
  恩人・木谷の自殺にショックを受けた丑之助。故郷へ帰るが株屋の面白さが忘れられず、十年ぶりに戦後のカブト町へ舞い戻る。金好きで女好き。でも、どこか憎めないギューちゃんが大活躍する、昭和の相場師一代記。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  獅子 文六(シシ ブンロク)
  １８９３年横浜市生まれ。本名岩田豊雄。慶応義塾大学理財科予科中退。１９２２年に渡仏、帰国後『近代劇全集』の翻訳や新劇活動を行い、岸田国士らと文学座を結成した。一方、獅子文六の筆名で『てんやわんや』『自由学校』『娘と私』などの風刺の効いたユーモア作品を多く手がけ、小説家としても活躍した。６３年日本芸術院賞。６９年文化勲章受章。同年没

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