銅鐸民族の悲劇―戦慄の古墳時代を読む [単行本]
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銅鐸民族の悲劇―戦慄の古墳時代を読む [単行本]

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販売開始日: 2010/12/29
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銅鐸民族の悲劇―戦慄の古墳時代を読む [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    巨大古墳群は被征服民族・銅鐸民族の奴隷労働の結果であり、そこは同時に古代日本版「収容所群島」だった。古墳時代“消耗システム論”を立証した異色の書。
  • 目次

    プロローグ……………………………………………………………………………… 17
    •「銅鐸民族」の概念なくして弥生時代の理解は不能 17
    •弥生文化最大の特徴は、本邦初の金属器(青銅器)の開化 19
    •「歴博」の縄文──弥生時代移行論の疑問 21
    •古田武彦氏がわが国古代史の脊柱を解明 22
    •奈良時代以前の日本の首都は太宰府だった──筑紫時代の証明 24
     『三国志』魏志倭人伝から導かれる博多湾岸近辺 24
     日本の表玄関が九州であったことは歴史的・地理的条件からも必然 25
     「倭国の乱」は北部九州内陸部の銅鐸民族国家征服戦争 26
     古代首都地名が林立する太宰府 28

    第1章 古墳時代──この奇妙な時代発生の謎…………………………………… 31
    •スィーイング・イズ・ビリービング 32
    •古代国家草創期の巨大建造物の謎 33
    •国家草創期を会社にたとえると 34
    •銅鐸の消滅と時を合わせる巨大古墳の出現 35
     銅鐸の忽然たる消滅の謎 35
     銅鐸民族のルーツはどこか 36
     銅鐸民族が遺した特徴的持ち物 36
      銅鐸(青銅器)37  土笛(陶塤)38  巴型銅器 39  貨泉 40  銅戈 41  銅剣・銅矛 41
     銅剣が銅鐸を征服 41
     神武東征と巨大古墳 42
     銅鏡に化けた銅鐸 44
     さほど重視されない三角縁神獣鏡 45

    第2章 エジプト古王国文明の謎──わが国の大古墳群の理解を深めるために… 47
    一、古代史は先住民を征服する歴史 48
     古王国時代にも奴隷がいた証拠──エジプトの奴隷は石造物の台座下部に 48
     奴隷を巧みに隠した日本の古代史 49
     古代エジプトは世界史上で奴隷使役の原則を示す 49
    二、ピラミッドを造った人々=奴隷労働の蓋然性が高い 50
     下から見上げて凄さがわかる 50
     ナイル西岸にある謎 51
     巨大な監獄=ナイル西岸 52
     古代エジプト史を貫く奴隷労働 53

    第3章 ピラミッドと日本の巨大古墳の類似性…………………………………… 55
    一、理性が古代を見失う 56
     古代の民族紛争に理性など通用しない 56
     わが国の古代にも巨大消耗システムがあった 57
    二、両者はそれ自体が自己目的的 58
     埋葬は二次的現象 58
     「造ることが目的」--これが謎解きのキーワード 59
     大ピラミッド時代と古墳時代の奇妙な一致 60
    三、わが国の前方後円墳の特徴 60
     茂木理論が謎解きの糸口 60
     副葬品主体の古墳学の誤りを指摘 61
     寿陵の可能性が高い 61
     埋葬施設のない古墳が数多くある 62

    第4章 わが国古墳時代の特質──支配と奴隷…………………………………… 63
    一、反人間性が古代支配者の基本的スタンス 64
     土地と人民はすべて勝者のもの 64
     女性を増やす仕掛けがあった 64
     愚民化政策の徹底・文字を一切見せない、使わせない 66
     混血という名の集団的暴行が古代民族紛争の必須条件 67
     女性奴隷が中国皇帝に最上位の贈り物 68
    二、敗者を酷使し消耗させるためのシステム 69
     嗜虐システムでもあった 69
     石切場跡がもの言わぬ証拠 71
    三、最も苛酷な巨石労働・巨大墳墓築造 72
     巨大さに言葉を失う 72
     侏儒国の謎 73
     古田武彦氏が侏儒国の所在地の範囲を特定した 73
     合田洋一氏は具体的に場所と「人種」を推定した 73
     “姫島”がキーワード 74
     男性奴隷の消耗労働を示唆する島があった 76
     「集団的な低身長」を人為的に作るのは簡単な原理による 76
     『書紀』にリアルな記載 78
    四、特定の場所にプールされていた奴隷 78
     奴隷の使い道を分けていた 78
     価値が高い女性奴隷 79
     『魏志』倭人伝に不可解な記述 81
     卑弥呼が生口の管理者だった 83
     中国の史書にも登場する日本海上の女だけの島 84
     宗像大社の三女神の意味 84
    五、近畿のモデルが古代九州にあった 86
     九州に謎に満ちた遺跡群、その名は神籠石 86
     記録に残せない施設だった 86
     古墳群との前後関係の謎 87
     古墳時代の九州王朝と近畿天皇家は蜜月関係 88
    六、「神籠石=山城」説の根拠は希薄 89
     二種類の山城の矛盾 89
     列石の前面に並ぶ柱穴群は山城の証明にならない 91
     遠方から運ぶシステムと不可解な石の刻み(L字型の刻み) 91
     消耗システムの原点 92
     女性収容施設の可能性を裏付ける──『書紀』に「八女」地名の起源説話 94
     九州に多い不可解な女性地名 96
     神籠石と九州弥生国家(銅鐸民族国家)群の時間、空間的密接性 97

    第5章 古墳をめぐる諸説――主流派の説………………………………………… 99
    一、わが国古代の謎が集約された建造物 100
     古墳とは? 100
     古墳時代とは? 100
     専門家による諸説紛々 101
    二、古墳の権威・白石太一郎氏の説 101
     「労働力動員のメカニズム不明」で始まる古墳学=『古墳の語る古代史』(岩波書店) 101
     客観性に乏しい特異な研究戦略 102
     東征否定の根拠を明示していない 103
     巨大古墳の移動と盟主権の移動とを混同 103
    三、説得力に欠ける前方後円墳国家説 104
     巨大古墳群の顕著な偏在性 104
     国家群を示す出土物が殆ど無い 105 

    第6章 アマチュアの視点が求められる古代史説………………………………… 107
    一、客観的事実に基づいて自由にものが言えること 108
     専門家の言うことを鵜呑みにしないことが大切 108
     アマチュアでも思い付きばかりの立論は駄目 108
    二、邪馬台国近畿説は国家的イデオロギー 109
     大半の考古学者が信奉 109
     マスコミ記事も近畿説でほぼ一色 109
    三、『古墳私疑』(井戸清一著)を参考として考察 109
     シベリア抑留を体験された 109
     古墳築造の組織が見出せない 110
     経験主義が真実を見失わせる 111
     政治的意図ゆえに墳丘が重要 112

    第7章 古墳の真実への道標となる説……………………………………………… 115
    一、『前方後円墳』──埋葬されない墓をもとめて(同朋舎出版) 116
     古墳の謎に最も近い本 116
     数の地域的アンバランスが政治性を示唆 117
     空墓の存在を示唆する証拠 118
        第一類型 118   第二類型 118   第三類型 119 
     凄惨を極めた征服劇の舞台だった 119
     消耗システムの稼動が不可欠 120
     膨張戦争の最中に巨大墳墓築造の蒙昧 121
    二、古墳周囲の堀は隍だった 122
     消耗システムへの貴重な手掛かり 122
     茂木説は合理的で説得力あり 123
     濠によって陵墓を神聖化 124
     濠の水は水田灌漑用だった 124
     最も安上がりな水資源だった 125
    三、謎に満ちた実際の古墳造りのプロセス 126
     墳丘の巨大さに較べ貧弱な埋葬施設 126
     原則的に奴隷の居住地が古墳築造地 127
     彼等の生活場所は形に残らない 128
     古墳群として顕著な偏在性 128
     隍内部は巨大な監獄 129
     消耗管理システムが古墳の謎解きのカギ──使用目的にこだわると謎は解けない 130

    第8章 消耗システムの考古学的証明……………………………………………… 131
    一、濠に騙され続けた古墳論 132
     結論にあわせた遺跡解釈が横行 132
     水を湛えた関西巨大古墳の威容 133
     現代建築論が古墳を狂わせた 133
     周濠か周隍か、それが問題だ 134
     隍の必然性が見えてきた 134
     土蜘蛛は銅鐸の民の成れの果ての姿 135
    二、隍説を支持する近年の発掘事例 136
     今城塚古墳(大阪府高槻市) 137
       天皇陵の可能性大 137  大王陵に相応しい埴輪群出土 138 
       近畿王権による実質的な国家支配体制への動き 139  巨大古墳からみると貧弱な埋葬施設 140  隍を匂わせる不自然な木製品の施設 141  濠の中の施設が隍説を暗示 142 
     マバカ古墳の現地説明会 143
       周濠から多数の土器類出土 144  周濠が居住地だった可能性を示唆 145 
    三、隍が確実な巨大古墳 145
     見瀬丸山古墳 145
       陵墓指定を免れた幸運 145  巨大さを実感できる古墳 146  隍だった必然性 147 
    四、古墳時代の嗜虐消耗システムを象徴する遺跡群 148
    •石宝殿 148
    •益田岩船 154
    •巨大古墳を覆う無数の葺き石の正体 157
     
    第9章 消耗システムの現実的証明………………………………………………… 161
    •江戸幕府の支配方式 162
     1 徹底した戦後処理 162
     2 支配の柱に消耗システム 163
     3 消耗システム国家は必然的に鎖国を呼ぶ 166

    第10章 近畿王権の古墳時代は〝鎖国〟だった……………………………………… 167
    一、大和王権に先立つ九州王朝実在の証明 168
    二、近畿王権(飛鳥時代まで)の鎖国の証明 169
     「五王」の時代、近畿は「平和」だった 169
     『記・紀』は九州王朝の歴史を盗作したが、出所を明かさず 171
     五王の時代、近畿は周辺への膨張戦争と征服地への残酷支配の真最中 172

    第11章 大国主神の正体……………………………………………………………… 175
    一、悲劇の銅鐸民族 176
     征服された先住民型奴隷 176
     史書に銅鐸の記述一切なし 177
    二、大国主神とは何ぞや 177
     もとの名は大穴の狢(牟士那=たぬき)に由来する 178
     原田説 178
     臼田説 180
    三、大国主神は銅鐸民族の統領だった 184
     大国主神は固有名詞ではない 184
     古代史とは民族紛争そのものである 185
     またの名を国津神 186
     初期の大国主神の像は憂いと怒りに満ちた姿 186

    第12章 古代日本の収容所群島──それが巨大古墳群だった…………………… 189
    一、環濠に囲まれた弥生大集落の滅亡に伴う巨大断層とその実例 190
     分かりづらい古墳論──主観的古代史論 190
     分かりやすい古墳論──客観的古代史論 191
     奈良盆地で何が起こったのか 193
     空堀こそが真実を語る場所 197
     支配民族が入れ替わった 198
     六〇年前までの軍国国家の原点がそこにあった 201
     奈良盆地で恐怖の暗黒政治が完結 203
     広大な馬見古墳群 208
    二、奈良盆地外への膨張戦争 211
     河内の弥生大集落と古市古墳群の関係 211
     この地の銅鐸民族収容地は古市古墳群 220
    三、池上曽根遺跡から百舌鳥古墳群へ 223
     大阪湾岸の生活適地 223
     池上曽根遺跡 226
     世界最大の大仙陵古墳 230
     古墳時代中期の超巨大古墳群 231
    四、大岩山銅鐸大量出土地と大岩山古墳群 232
     琵琶湖東岸の生活適地・野洲市 233
     銅鐸民族の軍事拠点──その場所が大古墳群に変貌 233
     後期銅鐸の大製造地 234
     近畿、東海、中部地方に銅鐸分配 235
     東海道新幹線土手工事でこの山の土砂が取り去られ使われた 236
     銅鐸博物館として整備されている 236
     三遠式・近畿式銅鐸がそれまでと合わせ二四個出土 237
     入れ子(重ね合わせ)が三組出土 238
     数百年の〝古墳造りオンリー”の時代の理解が本書の目的 238
     国史跡 大岩山古墳群・桜生史跡公園となっている 239
     九州の阿蘇山から石棺が運ばれた(阿蘇ピンク石) 240
     三上山は俵藤太のむかで退治伝説で名高い 241
     鬼伝説と銅鐸民族 242
    五、信州柳沢遺跡と長野市周辺の大古墳群 244
     銅鐸民族遺跡と大古墳地帯との関係が一層鮮明となる 244
     銅鐸出土地の最北更新 245
     二〇〇九年に更なる銅鐸の大量出土 246
     湯田中の大温泉地帯がセットだった 247
     長野県北部地域は大古墳地帯 249
    六、銅鐸民族の悲劇の説話を裏付ける鳥取・島根の遺跡群 249
     「因幡の白兎」説話の謎 249
     大国様とは何ぞや 251
     因幡の白兎の舞台──白兎海岸と白兎神社 252
     青屋上寺地遺跡は銅鐸民族の悲劇の舞台 254

    エピローグ……………………………………………………………………………… 257
  • 出版社からのコメント

    銅鐸文化の消滅に合わせて巨大古墳が出現した事実は “民族戦争”で、敗者となった銅鐸民族の奴隷労働で造られたことを意味する。
  • 内容紹介

    巨大古墳の出現と時を合わせて銅鐸文化は消滅した。天孫族の九州から大和への侵出は“神武東征”に象徴された“民族戦争”であり、敗者である銅鐸民族は奴隷として強制労働に駆り立てられ、巨大古墳作りの労働力とされた。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    臼田 篤伸(ウスダ トクノブ)
    1945年長野県佐久市に生まれる。1963年長野県立野沢北高校卒業。1973年東京医科歯科大学歯学部口腔外科大学院修了、歯学博士、癌の細胞培養学専攻。1974年東京厚生年金病院歯科部長就任。1976年埼玉県川口市にて歯科医院開業。本業のかたわら風邪(インフルエンザを含む)、癌、日本古代史の研究に取り組む。日本歯科医師会、日本免疫病治療研究会、バイオハザード予防市民センター(代表幹事)、ワクチントーク全国、多元的古代研究会、古田史学の会、米沢興譲教会に所属
  • 著者について

    臼田 篤伸 (ウスダトクノブ)
    東京医科歯科大学歯学部口腔外科大学院修了。歯学博士。
    ガンの細胞培養学専攻。歯科医業のかたわら、
    風邪ならびに古代史についての調査・研究を行う。
    著書に
    『乳幼児ワクチンと発達障害 生物 劇 要処方』
    (緑風出版、2020年)、
    『インフルエンザと闘うな! 
     ワクチン・タミフルより「ぬれマスク」 健康双書』
    (農山漁村文化協会、2012年)、
    『銅鐸民族の悲劇 戦慄の古墳時代を読む』
    (本書:彩流社、2011年)、
    『ぬれマスク先生の免疫革命』
    (ポプラ社、2007年)、
    『抗がん剤は転移促進剤 これからのがん治療 健康双書』
    (農山漁村文化協会、2005年)、
    『銅鐸の秘密』(新人物往来社、2005年)、
    『新カゼに勝つ本』(風塵社、2005年)、
    『銅鐸民族の謎 争乱の弥生時代を読む』(彩流社、2004年)、
    『ここがおかしい風邪の常識 ぬれマスクってこんなに効く!…

銅鐸民族の悲劇―戦慄の古墳時代を読む [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:彩流社
著者名:臼田 篤伸(著)
発行年月日:2011/01/10
ISBN-10:4779115914
ISBN-13:9784779115912
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:260ページ
縦:20cm
横:14cm
厚さ:2cm
重量:360g
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