高速増殖炉の恐怖―「もんじゅ」差止訴訟 増補版 [単行本]

高速増殖炉の恐怖―「もんじゅ」差止訴訟 増補版 [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  地球上最悪の猛毒プルトニウムを燃料とする高速増殖炉「もんじゅ」が、危惧されたとおり、重大事故を起こした。本書は想像を絶する「もんじゅ」の危険性を国民的議論に付すべく、平易かつ体系的に書かれた、「もんじゅ」建設差止訴訟の訴状を単行本化したもので、本増補版では、訴訟の経過とナトリウム漏洩事故の分析を加えた。

• 目次

  高速増殖炉の恐怖－－「もんじゅ」差止訴訟
  第一部　序論
  第二部　放射性物質の危険性――高速増殖炉の危険性の根源
  第三部　プルトニウム・リサイクルの違憲・違法性
  第四部　炉工学的安全性の欠如と重大事故の危険性
  第五部　立地選定の誤りと労働者住民の生命健康に対する被害
  結論
  「もんじゅ」裁判までの経過
  「もんじゅ訴訟を支援する会」への入会のお願い
  もんじゅ訴訟の経過と現状（福武公子）
  もんじゅ訴訟からもんじゅ廃炉へ（海渡雄一）

• 内容紹介

  高速増殖炉「もんじゅ」の建設差止訴訟が85年、福井地裁に提訴された。本書は想像を絶する同炉の危険性を国民的議論に付すべく、平易かつ体系的に書かれた訴状の単行本化。ナトリウム漏洩事故の分析と訴訟経過を増補。

• 著者について

  原子力発電に反対する福井県民会議 (ゲンシリョクハツデンニハンタイスルフクイケンミンカイギ)
  1976年7月「もんじゅ」建設問題をきっかけに、「高速増殖炉等建設に反対する駿河市民の会」「原子力発電所設置反対小浜市民の会」「大飯町住みよい町造りの会」や福井県労働組合評議会など、市民・労働者その他によって結成された組織。
  以来、福井県内の既存原子力炉の安全性の確保、原子炉の親切反対、原発事故時の防災対策などに取り組んできた。1985年9月26日、「もんじゅ」差止訴訟を提訴。

高速増殖炉の恐怖―「もんじゅ」差止訴訟 増補版 [単行本] の商品スペック