植物保護(新農学シリーズ) [全集叢書]

植物保護(新農学シリーズ) [全集叢書] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  本書は、大学農学部、農業大学校、さらには緑化植物を扱う研究所で、病害虫の講義や実験・実習を長年にわたって担当してきた著者らの教材や経験をもとにし、これにほかの植物保護分野の知見を取り入れてまとめ上げたものである。ここでは、総合的記述に重点を置いたため、各論は精選して最小限にとどめた。とくに、学生諸君のためには「採集、調査ならびに実験・実習」の項を随時挿入した。

• 目次

  1.　農業，植物の被害被害と保護
  　1.1　農耕のはじまりと耕地の特徴
  　　　 農耕のはじまり／耕地の特徴
  　1.2　植物被害の発生
  　1.3　植物保護の歴史と変遷
  　 　　太古から近代まで／わが国における植物防疫事業
  　1.4　植物保護とは何か
  　　　 農薬の功罪／植物保護への行政的対応／生態系と植物保護／新しい生態系の創造
  　1.5　研究問題
  2.　病原体，害虫と雑草の生物学
  　2.1　病原体
  　　　 歴史／病気／分類・形態／生態／診断／病害抵抗性
  　2.2　昆　虫
  　　　 分類／形態／発育と休眠／生活史と繁殖／行動／集団の生態
  　2.3　雑　草
  　　　 種類／生理・生態
  　2.4　ダ　ニ
  　　　 分類・形態／発育と休眠／増殖／捕食性ダニ
  　2.5　線　虫
  　　　 分類／形態／発育／個体数の調査
  　2.6　研究問題
  3.　植物の被害の種類と対策
  　3.1　病　害
  　　　 水稲の病害―いもち病／野菜の病害―アブラナ科野菜根こぶ病／
  　　　 果実の病害―ナシ赤星病／花，花木の病害―バラ根頭がんしゅ病／
  　　　 芝の病害―日本シバ葉腐病／その他
  　3.2　虫　害
  　　　 植物害虫／貯蔵害虫
  　3.3　雑草害
  　　　 発生要因／防除
  　3.4　線虫害
  　　　 種類と被害／防除
  　3.5　鳥類，哺乳類の被害と自然保護
  　　　 鳥類の被害／哺乳類の被害／野性動物の保全と被害防止
  　3.6　気象災害
  　　　 風害／水害／冷害／その他
  　3.7　環境汚染
  　　　種類と被害／対策
  　3.8　研究問題
  4.　新しい植物保護技術
  　4.1　耐病虫性品種
  　　　 耐病性品種／耐虫性品種
  　4.2　物理的防除
  　　　 病害防除／忌避法による害虫防除
  　4.3　生物的防除
  　　　 弱毒ウィルスの利用／拮抗微生物の利用／その他の微生物の利用／捕食性・捕食
  　　　 寄生性天敵／微生物天敵／雑草の生物防除
  　4.4　不妊虫放飼と遺伝的防除
  　4.5　化学的防除
  　　　 農薬／フェロモン
  　4.6　バイオテクロノジー
  　　　 細胞・組織の培養／細胞融合／遺伝子組換え／植物保護への利用の可能性
  　4.7　研究問題
  5.　病害虫と雑草のシステム管理
  　5.1　システム管理とは何か
  　　　 総合的有害生物管理／複数の防除法の合理的統合／経済的被害許容水準と
  　　　 要防除密度／有害生物個体群のシステム管理／発生予察と発生監視／植物検疫
  　5.2　病　気
  　　　イネいもち病／野菜の土壌病／果樹病害
  　5.3　害　虫
  　5.4　雑　草
  　　　 総合的管理の必要性／総合的管理の試み
  　5.5　病害虫・雑草の総合的管理
  　5.6　研究問題
  6.　付表　主要植物の病害虫と主要雑草の被害・対策一覧
  7.　参考図書
  8.　索　　引

• 出版社からのコメント

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• 内容紹介

  植物病理学・応用昆虫学・雑草学を総合的にまとめた教科書。〔内容〕農業・植物の被害と保護／病原体・害虫と雑草の生物学／植物被害の種類と対策／新しい植物保護技術／病害虫と雑草のシステム管理／付。植物・病害虫の被害と対策一覧表

• 著者について

  一谷 多喜郎 (イチタニ タキロウ)
  前大阪府大
  
  中筋 房夫 (ナカスジ フサオ)
  前岡山大

植物保護(新農学シリーズ) [全集叢書] の商品スペック