宇賀田次助のこと [単行本]

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宇賀田次助のこと [単行本]

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出版社:文芸社
販売開始日: 2008/03/15
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宇賀田次助のこと [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    急速に時代が変化する幕末から明治初期、祖父・次助は何を思い、どう考え、生きたのか。わずかな伝聞を史料で補強した庶民の伝記―それは、日本近代史における「現場」の記録でもある。
  • 目次(「BOOK」データベースより)

    次助の生家は、新潟県東頚城郡安塚村である。
    次助は、幕末の嘉永二年(一八四九)、十四歳、数えで十五のとき、父の後妻の子に家督を継がせるため、家出して江戸に出た。
    次助は、江戸では、吉原に働き口を見つけた。
    次助は働きを認められて、遊客の一人、古河のお大尽にスカウトされて江戸を離れた。
    明治三年(一八七〇)九月に、平民も姓を名乗ることが許されたとき、次助は宇賀田姓を名乗った。三十五歳。
    次助は明治九年(一八七六)の明治天皇奥羽巡幸のとき、古河の近在三里四方の筵を買い占めて巨利を得、古河の町の中心部にある酒造業の工場を買い取った。
    次助は明治三十六年に亡くなったが、その頃までが古河の町の発展期だったという幸運にも恵まれて、次助が手に入れた酒造工場は、順調に規模を拡げていった。次助はその成功を基にして、埼玉県の不動岡村に小さいながら酒造工場を造って長女に与え、婿を取って経営にあたらせた。さらに次助は、次女を、不動岡村の隣町、加須町の旧家に嫁がせて、加須町を東京を目指して南進する拠点にしようとした。
    次助が還暦を迎えた頃、家業はますます栄えていたが、いつからか家の中で思い通りにならないことが起こり始めて、次助は満ち足りない晩年を送ることになった。
    次助は明治三十六年十二月に六十八歳で亡くなった。家督は、四年前の明治三十二年に、既に新次郎が継いでいた。
    清助は妻と二人の子どもに先立たれて、明治四十二年の秋再婚したが、翌四十三年秋に完工した菩提寺天王院の本堂再建工事のとき、清助が設計施工した本堂の屋根のことで、檀家の一部と口論になり、屋根工事は材料費とも自分が持つと大見得を切った結果、これまで順調に収益を上げてきた店を赤字に転落させてしまった。〔ほか〕
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    宇賀田 達雄(ウガタ タツオ)
    1922年、東京生まれ。1944年9月、東京帝国大学文学部国文学科卒業。現在、財団法人棟方板画館理事

宇賀田次助のこと [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:文芸社
著者名:宇賀田 達雄(著)
発行年月日:2008/03/15
ISBN-10:4286043967
ISBN-13:9784286043968
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:伝記
ページ数:165ページ
縦:19cm
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