東洋の道(岡田武彦全集〈14〉) [全集叢書]

東洋の道(岡田武彦全集〈14〉) [全集叢書] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  譬喩や寓話も多く入れ中国の古典を紹介しながら、東洋の道を現実主義・超越主義・理想主義の三方面から平易に説いた好著を、正・続併録した渇望の書。

• 目次

  　東 洋 の 道
  
  　　　　ま え が き　
  〈第一編〉
  現実主義　　対立と闘争の人生　 泥棒のいない国　　強権で実現　
  法と暴力　　厳罰が悪を規制　 愛よりもムチ　　公益を害する自由　
  政治家は善良な悪人か　　現実を直視せよ　 曲学阿世の徒　　学者の欠点　
  当たる八卦　　中国思想の根幹　 二つの革命　　矛盾は闘争で解決　
  人情の機微　　明察が必要　 背水の陣　　人情を盗む　
  ごますり　　相手の心理を読む トリック　　指導者は心せよ　
  嘘発見法　　君主の七術 非人情論　　人間の結合剤は利　
  詐欺談義　　利をもって誘う 商法の論理　　商法と孫子の兵法　
  外交と心術　　人の心中を見抜く 説得術　　活人剣にも殺人剣にも　
  現実主義と術策　　人間の功利性を利用
  
  〈第二編〉
  運命と人力　　自然の法に従おう 解脱の道　　現在のままで超越
  死生論　　死者の楽しみ 洒落の境　　人生よ灰さようなら
  虚無と自由　　風に乗って遊ぶ男 対立のない絶対境　　健忘症
  天の道は公平　　天網恢々、 疏にして失なわず 快楽説　　人生わずか十年
  明哲保身論　　自然の理法にまかせる 無用の長物　　現代に最も必要なもの
  禅の話　　大和尚の風貌 達磨の面壁　　知る者は言わず
  自悟自証　　仏で仏を求める 無説法の説法　　経論と禅とは異質
  読書無用　　純粋経験の尊重 唯我独尊　　自我は偉大
  神技　　無心無我の境地で 平和共存　　人の判断は相対的
  
  〈第三編〉
  人間尊重　　かよい合う温かい心 先憂後楽　　苦楽をともにする心
  孝行論　　孝は人間の本性 修身論　　学を修め知を磨いて
  しつけ　　身体を通じて知る 静坐論　　宇宙の生意を悟る
  読書法　　半日静坐、 半日読書 誠意論　　意は宇宙の本体
  執着を去れ　　善に執するの害 人はみな聖人　　常に強い自信と信念で
  英雄論　　心の内界での対決 気宇の雄大　　強い道徳的信念
  中庸論　　道の究極
  
  　続・東 洋 の 道
  
  　　　ま え が き
  
  批林批孔　　孔子の価値 現実直視の哲理　　闘争・強権・非人情
  無手勝流　　兵法の極致 革命と戦争　　戦いを無くする秘訣
  反伝統政治　　変法自強 塞翁の馬　　幸福論
  悟りの境地　　悟りの種類 道の日常性　　道は卑近なもの
  汝自身を知れ　　認識と証悟 洒脱の境地　　儒者の洒脱
  ユートピア　　空想と理想 彼我は同体　　己れを責めよ
  道義と国益　　道義が基本 道義と利害　　利害よりも道義を
  義利の明弁　　功利を捨てて道義を 同徳一心　　万物は一体
  殉節論　　道義は世の綱紀 貧乏礼讃　　貧乏は心の栄養剤か
  礼論　　礼の心 権道論　　常石と変化
  論語と中庸　　不滅の経典

• 内容紹介

  中国古典から興味深い話を取り上げて、東洋のこころと生き方を実現主義・超越主義・理想主義の三方面から平易に説き、多くの読者を魅了した好評の書を正・続併わせ収めた完本。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  岡田 武彦(オカダ タケヒコ)
  明治４１年１１月兵庫県姫路市に生まれる。昭和９年旧制姫路高等学校を経て九州帝国大学法文学部支那哲学史専攻（当時）卒業。昭和３３年九州大学教授。昭和３５年文学博士。昭和４１年米国コロンビア大学客員教授。昭和４７年九州大学定年退官・中華学術院栄誉哲士。九州大学名誉教授。平成１６年１０月福岡市の自宅にて逝去

• 著者について

  岡田　武彦 (オカダタケヒコ)
  明治41年11月　兵庫県姫路市に生まれる
  昭和９年　　　旧制姫路高等学校を経て九州帝国大学
  　　　　　　　法文学部支那哲学史専攻 （当時） 卒業
  昭和33年　　　九州大学教授
  昭和35年　　　文学博士
  昭和41年　　　米国コロンビア大学客員教授
  昭和47年　　　九州大学定年退官・中華学術院栄誉哲士
  　　　　　　　九州大学名誉教授
  平成16年10月　福岡市の自宅にて逝去
  著　　書
  『王陽明と明末の儒学』 『東洋の道』 他多数

東洋の道(岡田武彦全集〈14〉) [全集叢書] の商品スペック