蜻蛉日記〈1〉上巻・中巻―現代語訳付き 新版 (角川ソフィア文庫) [文庫]

蜻蛉日記〈1〉上巻・中巻―現代語訳付き 新版 (角川ソフィア文庫) の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  美貌と歌才に恵まれた女に権門の男からの求婚があった。結婚後も、与えられる以上の愛を求めて、自らの身を蜻蛉のようにはかないと詠嘆する、作者の２１年間の内省的日記。物語とは違う新たな文学ジャンルを意識的に目指した作品の登場である。良質な本文がなく難解と言われる蜻蛉日記であるが、わかりやすい注とこなれた現代語訳を付した文庫の決定版。１には、上巻と中巻を収める。

• 目次（「BOOK」データベースより）

  蜻蛉日記・上（序文；兼家の求婚；頻繁に来る兼家の文；文通　ほか）
  蜻蛉日記・中（三十日三十夜；下衆の争いと転居；三月の節句―桃の花；小弓の賭物　ほか）
  本文校訂表

• 出版社からのコメント

  難解な「蜻蛉日記」を綿密な校注により、女性の立場から虚心に読み解く好著

• 内容紹介

  美貌と歌才に恵まれた女に権門の男、藤原兼家からの求婚があった。結婚後も与えられる以上の愛を求めて、自らの身を蜻蛉のようにはかないと詠嘆する、21年間の内省的日記。町の小路の女の出現、母の死などを経て、兼家への抗議としての鳴滝籠りでクライマックスを迎える。新たな文学ジャンルを意識的に目指した作品の登場である。わかりやすい注とこなれた現代語訳を付した文庫の決定版。
  
  図書館選書
  美貌と歌才に恵まれ権門の夫をもちながら、自らを蜻蛉のように儚いと嘆く作者二一年間の日記。母の死、鳴滝籠り、夫との実質的離婚――。平易な注釈と現代語訳の決定版。Ｉ（上・中巻）、II（下巻）収載。

蜻蛉日記〈1〉上巻・中巻―現代語訳付き 新版 (角川ソフィア文庫) の商品スペック