仏教とビハーラ運動―死生学入門 [単行本]

仏教とビハーラ運動―死生学入門 [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  末期患者など死の不安に仏教がいかに応えるか。医学部倫理委員も務める著者が、アメリカ事情をもとに新たに“死生学”を提唱した待望の書。

• 目次

  序　勝又義直
  
  第一章　アメリカにおけるデス・エデュケーション事情
  　一　デス・エデュケーションの興りとその後の動向
  　二　領域と意義
  　三　学校教育とデス・エデュケーション
  　四　仏教ホスピスとデス・カウンセリング
  
  第二章　デス・カウンセリングの試み
  　一　デス・カウンセリングとは
  　二　デス・カウンセリングの理念と原理
  　三　事例
  　付　「老いと病のための心の相談室」報告
  
  第三章　仏教と「死の受容」
  　一　親鸞の立場から
  　二　『観無量寿経』　死を超えるためのテキストとして
  　三　慈悲と満足
  
  第四章　仏教と生命倫理
  　一　生命倫理と宗教
  　二　脳死・臓器移植
  　三　安楽死・尊厳死
  　四　自然法爾の人生観と自然死
  
  結章　自然法爾の生命観
  
  付章
  　一　臓器移植法をめぐって
  　二　最近の安楽死・尊厳死肯定の論調に思う
  　三　人間存在の危機招くクローン
  
  BUDDHIST　VIHARA　MOVEMENT
  Thinking　of　Life　through　Death　A　Question　of　Life
  
  あとがき
  初出一覧

• 内容紹介

  末期患者などが抱える死の不安に仏教はいかに応えるか。新たに「死生学」を提唱した待望の書。

• 著者について

  田代 俊孝 (タシロ シュンコウ)
  1952年滋賀県に生まれる。80年大谷大学大学院博士後期課程満期退学。同朋大学助教授、カリフォルニア州立大学客員研究員を経て、現在、同朋大学大学院教授、同文学研究科長、名古屋大学医学部倫理委員、同非常勤講師。博士（文学）。ビハーラ医療団代表。三重県行順寺住職。主著に『広い世界を求めて　登校拒否の心をひらいた歎異抄』（毎日新聞社）、『市民のためのビハーラ』全五巻（同朋舎）、『悲しみからの仏教入門』[正・続]（法藏館）、『増補御文に学ぶ　真宗入門』（同）、『仏教とビハーラ運動　死生学入門』（同）、『増補　親鸞の生と死　デス・エデュケーションの立場から』（同）、『ビハーラ往生のすすめ　悲しみからのメッセージ』（同）など多数。

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