現代中国の政治変容―構造的変化とアクターの多様化(研究双書) [全集叢書]

現代中国の政治変容―構造的変化とアクターの多様化(研究双書) の 商品概要

• 目次

  まえがき
  
  序章 中国の構造的変化と政治課程におけるアクターの多様化 / 佐々木 智弘
  　はじめに
  　第1節 中国の構造的変化に対する認識
  　第2節 構造的変化と新しい研究対象
  　第3節 本書のねらいと成果
  
  第1章 都市における社会側政治アクターとその行動の諸類型 / 渡辺 剛
  　はじめに
  　第1節 社会側政治アクター勃興の環境要因
  　第2節 地方政治における政策決定過程の基本構造
  　第3節 社会側政治アクターの種類と影響力行使の方法
  　第4節 私営企業家と企業・業種団体
  　おわりに
  
  第2章 中国村落政治のアクター分析－道路建設と村有企業設立を事例として－ / 田原 史起
  　はじめに
  　第1節 村財政の構造
  　第2節 村落事務にみるアクターの連関
  　むすび
  
  第3章 情報公開の推進過程 / 唐 亮
  　第1節 問題の所在
  　第2節 政務公開の流れ
  　第3節 政府スポークスマン制度
  　第4節 情報公開条例の整備状況
  　第5節 結論に代えて－主要なアクターと情報公開とのかかわり－
  
  第4章 少数民族の在外運動組織 / 星野 昌裕
  　はじめに
  　第1節 ウイグル民族運動の在外組織の結成－1996年から1999年まで－
  　第2節 内モンゴル人民党の創設－1997年－
  　第3節 在外ウイグル民族運動に対する中国当局の対応
  　第4節 在外ウイグル民族運動組織の再編と創設－2004年－
  　第5節 在外ウイグル民族運動の現状と各政治アクターの展望
  　おわりに
  
  第5章 電気通信業をめぐる政府と企業－固定キャリアの移動電話市場参入（1999～2003年）を事例として－ / 佐々木 智弘
  　はじめに－問題の所在－
  　第1節 前史
  　第2節 PHSの争点化とPHSの発展、その抑制の経緯（1999年5月～2001年8月）
  　第3節 アクター分析（その1）
  　第4節 大都市でのPHS解禁の経緯（2001年6月～2003年7月）
  　第5節 アクター分析（その2）
  　おわりに
  
  第6章 物流政策をめぐるアクターと相互関係 / 大西 康雄
  　はじめに
  　第1節 産業政策の現状概観
  　第2節 物流業の現状と物流政策
  　第3節 物流政策をめぐる主要アクターの抽出、整理
  　第4節 物流政策文書の形成と各アクターの関与
  　第5節 今後の研究課題
  　おわりに
  
  第7章 中国のWTO加盟をめぐる対外政策過程－日中二国間協議を事例として－ / 海老原 毅
  　はじめに
  　第1節 中国のWTO加盟に関する日中二国間協議の背景
  　第2節 中国のWTO加盟をめぐる日中二国間協議過程の分析
  　第3節 中国のWTO加盟に関する日中二国間協議からみるアクターと交渉の特徴
  　おわりに
  
  索引　

• 内容紹介

  社会の多元化、体制の安定化という構造的変化が起きている中国。その政治過程におけるアクターの多様化を、政治、経済、外交の事例研究を通じ明らかにした。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  佐々木 智弘(ササキ ノリヒロ)
  アジア経済研究所地域研究センター

• 著者について

  佐々木 智弘 (ササキ ノリヒロ)
  佐々木 智弘　アジア経済研究所地域研究センター
  渡辺　剛　　 杏林大学総合政策学部講師
  田原 史起　　東京大学大学院総合文化研究科助教授
  唐　亮　　　 横浜市立大学国際総合科学部準教授
  星野 昌裕　　静岡県立大学国際関係学部助教授
  大西 康雄　　アジア経済研究所地域研究センター次長
  海老原 毅　　富山商船高等専門学校講師

現代中国の政治変容―構造的変化とアクターの多様化(研究双書) の商品スペック