曲亭馬琴の世界―戯作とその周縁 [単行本]

曲亭馬琴の世界―戯作とその周縁 [単行本] の 商品概要

• 要旨(「BOOK」データベースより）

  現在残されている板本や稿本から創作過程を細かく辿り、そこから馬琴作品に多く見られる手法を探ったり、潜在意識にある発想の型を見出す。そこから馬琴の目指した「娯楽としての読書」がどのように存在しえたかを考え、読書史の中で馬琴が果たした役割を考察する。

• 目次(「BOOK」データベースより）

  第１章　馬琴合巻―化政期合巻と役者似顔絵（化政期合巻の世界―馬琴合巻と役者似顔絵
  馬琴著作の稿本に見る「役者」と「役柄」
  馬琴合巻における似顔絵使用役者一覧）
  第２章　馬琴読本―板本と稿本から見た物語の創造（『占夢南柯後記』
  『南総里見八犬伝』）
  第３章　馬琴戯作の原型―想像力の基底と瀧澤家（馬琴戯作における想像力の原型―馬琴と「小夜の中山」伝説
  瀧澤家の人々―女性たちをめぐって　「『吾仏の記』から」）
  第４章　戯作の読者と読書―草双紙と浮世絵（草双紙の読者―婦幼の表すもの
  楚満人と馬琴―草双紙におけるヒロイン像の変遷
  浮世絵における女性読者像の変遷）

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  板坂 則子(イタサカ ノリコ)
  １９５２年生まれ。東京大学大学院博士課程修了。群馬大学教育学部専任講師、助教授を経て、専修大学文学部教授。専攻は日本近世文学文化

曲亭馬琴の世界―戯作とその周縁 [単行本] の商品スペック