ユニオン・バスター―米国労務コンサルタントの告白 [単行本]

ユニオン・バスター―米国労務コンサルタントの告白 の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  本書はアメリカでのユニオン・バスターの歴史を赤裸々に暴露した本である。労使関係の裏側でユニオン・バスターがどのように暗躍してきたのか、法律がどうユニオン・バスターの活動を支えてきたのか、その実態を余すことなく活写して見せた。労働組合の組織率が１２％台に低下した背景には、驚くべきユニオン・バスターの活躍が…。

• 目次

  序　論
  第１章　クラバット炭鉱
  第２章　ユニオン・バスターの起源
  第３章　誘惑
  第４章　楽園
  第５章　ワールド航空
  第６章　あらし
  第７章　悲哀
  第８章　コープランド・オークス
  第９章　消耗戦
  第10章　ゲート・ミルズ
  第11章　毒
  第12章　転落
  第13章　黙示録
  終　章

• 内容紹介

  「労務屋」「争議ゴロ」といわれるアメリカのユニオン・バスター。そのスペシャリストとして、経営の代理人として、夥しい数の組合潰しに関わってきた著者が、悪行の数々を労働組合のために告白した迫真のドキュメント。アメリカ労使関係の裏面史としても読み物としても興味深い一冊。

• 著者について

  レビット，M．J．（マーティン・J） (レビット　マーティン)
  1944年、オハイオ州クリーブランド出身。20年以上にわたり、経営コンサルタントとして組合の組織化に対抗する組合回避工作に従事してきた。1988年、いわゆるユニオン・バスター業から手を引き、以後、テレビのトークショーや新聞のコラムにたびたび登場して、ユニオン・バスターの行なってきた悪行の数々を暴露して脚光を浴びた。
  
  コンロウ，T．（テリー） (コンロウ　テリー)
  フリー・ジャーナリスト。本書を取材・構成。
  
  渡辺　勉 (ワタナベ　ベン)
  1939年、福島県生まれ。元全国一般労組東京南部役員。元国際労働研究センター顧問。訳書にヒュー・ウィリアムソン『日本の労働組合─国際化時代の国際連帯活動』（緑風出版、共訳）、グレゴリー・マンツィオス編『21世紀に向けた新しい労働運動』（連合組織局、監訳）。国際労働研究センター監修論文多数。
  
  横山　好夫 (ヨコヤマ　ヨシオ)
  1940年、東京都生まれ。ゼネラル石油勤務。元「労働情報」編集長。訳書に『21世紀に向けた新しい労働運動』〔共訳〕。著書に『公害発生源からの告発』（三一新書）。

ユニオン・バスター―米国労務コンサルタントの告白 の商品スペック