他者の特攻―朝鮮人特攻兵の記憶・言説・実像 [単行本]

他者の特攻―朝鮮人特攻兵の記憶・言説・実像 [単行本] の 商品概要

• 要旨(「BOOK」データベースより）

  小説や映画に描かれ、靖国神社に祀られている朝鮮人特攻兵。朝鮮人でありながら、日本のために死に赴いたという作られた「美談」が、いまなお、彼らの魂を戦争遂行者の側に縛りつけて離さない。植民地支配の構造、志願という名の強制、死者の序列化と抵抗の姿を明らかにする。

• 目次(「BOOK」データベースより）

  第１章　「失郷民」のアリラン―卓庚鉉（光山文博）の沈黙
  第２章　特攻は何を目的に行われたのか
  第３章　日本からの「逃亡」―金尚弼（結城尚弼）の計画
  第４章　植民地―人の支配と被支配
  第５章　日本人になろうとした少年―朴東薫（大河正明）と尹在文（東局一文）
  第６章　特攻と死者の序列化
  第７章　「天皇のために死ぬことは、できぬ」―崔貞根（高山昇）の死の実相
  むすびにかえて
  資料　特攻戦死者とされる朝鮮人の名簿

他者の特攻―朝鮮人特攻兵の記憶・言説・実像 [単行本] の商品スペック