植物遺伝学入門 [単行本]

植物遺伝学入門 [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  高等学校で「生物」を修めた学生が、さらに進学先の教養課程や専門課程で「植物遺伝学」を受講するとき、教科書としてあるいは参考書として充分に読みこなすことのできる本。本書の編集に当たっては、基礎的な内容の記述に重点を置くとともに、植物のもつ特殊性と普遍性の両面がよく理解されるように、全体を組み立てた。植物を使った先駆的な遺伝研究の実例や新時代への橋渡しとなるに違いない項目もできるだけ盛り込んだ。例に挙げた植物の多くは、身近な栽培植物で占められている。これは植物遺伝学の発展が育種研究によって絶えず促され、また植物遺伝学の成果が育種へ巧みに応用されてきた事情を端的に示すものである。

• 目次

  1.　植物の性と生殖
  　1.1　生活環
  　1.2　生殖器官の分化
  　1.3　雌雄性と性染色体
  　1.4　生殖細胞の形成
  　1.5　受粉と不和合性
  　1.6　受精と胚発生
  2.　遺伝のしくみ
  　2.1　メンデルの法則
  　2.2　いろいろな遺伝現象
  　2.3　性と組換え
  　2.4　細胞質遺伝と母性効果
  　2.5　突然変異
  3.　遺伝子の分子的基礎
  　3.1　遺伝子の構造
  　3.2　遺伝子の発現
  4.　染色体と遺伝
  　4.1　体細胞有糸分裂
  　4.2　減数分裂
  　4.3　染色体の異常
  　4.4　倍数性とゲノム
  5.　植物ゲノムと遺伝子操作
  　5.1　植物ゲノム
  　5.2　遺伝子操作と分子育種
  6.　集団と進化
  　6.1　遺伝進化学の基礎
  　6.2　分子系統樹と種の分岐
  　6.3　種分化の様式と機構
  　6.4　栽培植物の起原と分化
  　6.5　保全生物学
  参考文献
  索　引

• 出版社からのコメント

  遺伝の基礎から最先端までを初学者でも理解できるよう図を豊富にもちいて平易に解説した入門書

• 内容紹介

  ゲノム解析など最先端の研究も進展しつつある植物遺伝学の基礎から高度なことまでを初学者でも理解できるよう解説。〔内容〕植物の性と生殖／遺伝のしくみ／遺伝子の分子的基礎／染色体と遺伝／植物のゲノムと遺伝子操作／集団と進化

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  三上 哲夫(ミカミ テツオ)
  １９４９年北海道に生まれる。１９７８年北海道大学大学院農学研究科博士課程修了。現在、北海道大学大学院農学研究科教授、農学博士
  
  西尾 剛(ニシオ タケシ)
  １９５２年大阪府に生まれる。１９８０年東北大学大学院農学研究科博士課程修了。現在、東北大学大学院農学研究科教授、農学博士
  
  佐野 芳雄(サノ ヨシオ)
  １９４７年大阪府に生まれる。１９７５年北海道大学大学院農学研究科博士課程修了。現在、北海道大学大学院農学研究科教授、農学博士
  
  遠藤 隆(エンドウ タカシ)
  １９４９年大阪府に生まれる。１９７４年京都大学大学院農学研究科修士課程修了。現在、京都大学大学院農学研究科教授、農学博士
  
  大西 近江(オオニシ オウミ)
  １９４３年滋賀県に生まれる。１９７４年ウィスコンシン大学大学院農学生命科学研究科博士課程修了。現在、京都大学大学院農学研究科教授、Ｐｈ．Ｄ．

• 著者について

  三上 哲夫 (ミカミ テツオ)
  前北大

植物遺伝学入門 [単行本] の商品スペック