落差〈下〉 改版 (角川文庫) [文庫]

落差〈下〉 改版 (角川文庫) [文庫] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  教授になった島地章吾は、妻と愛人がいるにも関わらず、学生時代からの友人佐野が単身赴任中、妻明子と強引に関係を結ぶ。そんなとき、教科書採用問題で揺れる高知に、進歩派の一流教授団の１人として、講演会に招かれた島地は、女連れで乗り込む。そこは、佐野夫婦が移り住み、愛人の景子が出張で向かう場所でもあった。教科書出版社の売り込み競争に踊る、醜悪な人間像が次第に浮き彫りになっていく。新装版。

• 出版社からのコメント

  教科書販売に於ける過熱競争の行き着く先とは。清張の鋭い正義感が光る傑作

• 内容紹介

  ついに教授になった島地には、妻の他に、二人女がいた。教科書出版社の売り込み競争に踊る、醜悪な人間像が次第に浮き彫りになっていく。昭和の巨匠が満を持して挑む、教育界の闇とその行く末とは。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  松本 清張(マツモト セイチョウ)
  １９０９年福岡県北九州市生まれ。給仕や印刷工を経て朝日新聞西部本社に入社。５１年に「西郷札」で第２５回直木賞候補、５３年に「或る『小倉日記』伝」で第２８回芥川賞受賞。５６年、朝日新聞を退社し、作家生活に入る。６７年、吉川英治文学賞、７０年、菊池寛賞、９０年、朝日賞を受賞。社会派ミステリーを始め、歴史・時代小説、古代史・近現代史の論考まで執筆は多岐にわたる。作家生活約４０年の間に、随筆や日記も含めて約９８０編の作品を発表し、編著も含め約７５０冊の著書を刊行した。９２年８月死去

• 著者について

  松本　清張 (マツモト　セイチョウ)
  1909年北九州生まれ。給仕や印刷工を経て朝日新聞西部本社に入社。「西郷札」で直木賞候補、53年に「或る『小倉日記』伝」で芥川賞受賞。『点と線』でブームを巻き起こした社会派ミステリーを始め、歴史・時代小説、古代史・近現代史の論考まで多岐にわたり活躍。1992年死去。

落差〈下〉 改版 (角川文庫) [文庫] の商品スペック