道元の和歌―春は花 夏ほととぎす [新書]

道元の和歌―春は花 夏ほととぎす [新書] の 商品概要

• 要旨(「BOOK」データベースより）

  曹洞宗の開祖道元は、すぐれた歌人でもあった。良寛や川端康成が愛誦した「春は花夏ほととぎす秋は月冬雪さえてすずしかりけり」も道元の作である。新古今集の歌人・慈円を大叔父に持ち、後鳥羽院宮内卿らと親交を結んだ道元にとって、歌を詠むことは自らの人生に欠かせない営為であった。いまに伝わる四九首を、その生涯や思想をたどりながら鑑賞する。一見平易な歌の中に込められた道元の深遠な思いが浮かび上がる。

• 目次(「BOOK」データベースより）

  第１章　本来の面目―春は花・夏ほととぎす
  第２章　深山の奥―山々と交わって生まれる自発心
  第３章　季節の歌―道元の数奇
  第４章　菩提とは何か―道元の日常１
  第５章　生死事大―道元の日常２
  第６章　祖師禅の来し方―鎌倉教化
  第７章　心月孤円―道元にとって月とは
  第８章　最後の中秋―命終を前にして

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  松本 章男(マツモト アキオ)
  １９３１年、京都市生まれ。京都大学文学部文学科卒業。著述業、随筆家

道元の和歌―春は花 夏ほととぎす [新書] の商品スペック