新 現場からみた出版学 [全集叢書]

新 現場からみた出版学 [全集叢書] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  本書では、現代における出版の課題に始まり、学術出版、コミック出版、週刊誌・写真週刊誌、出版産業、デジタル出版、出版流通、出版における表現の問題、出版人の資質などについて、９人の執筆者によって論じた。

• 目次

  　Ⅰ 現代における出版の課題
  　　§1　出版における神話の崩壊
  　　§2　雑誌の不振を象徴するもの
  　　§3　メガヒットにみる新現象
  　　§4　出版をとりまく環境
  
  　Ⅱ　学術出版の状況
  　　§1　学術出版とは
  　　§2　学術出版の性格
  　　§3　技術変化による学術出版への影響
  　　§4　文化の母なるもの
  
  　Ⅲ　コミック出版の実態
  　　§1　コミックの拡大と変容
  　　§2　コミック誌とコミックス
  　　§3　コミックのメディアミックス
  　　§4　日本マンガの海外進出
  
  　Ⅳ　週刊誌と写真週刊誌
  　　§1　週刊誌とジャーナリズム性
  　　§2　インフォメーションからエンターティンメントヘ
  　　§3　問われる性表現・人権・プライバシー
  
  　Ⅴ　デジタル時代の出版
  　◆　ネットワーク出版
  　　§1　ブロードバンド時代の到来
  　　§2　電子出版とは
  　　§3　ネットワーク出版とは
  　◆　eブック
  　　§1　変化し続ける電子出版の定義
  　　§2　eブックの歴史とeブックビジネス
  　　§3　デジタル技術で変化する出版環境
  
  　Ⅵ　変貌する出版流通
  　　§1　‘モノ’としての出版
  　　§2　出版流通のシステム
  　　§3　出版販売物ルートの現況
  　　§4　再販制の現在
  
  　Ⅶ　産業としてみた日本の出版の特質
  　　§1　はじめに
  　　§2　出版産業と寡占化について
  　　§3　一極集中の出版産業
  　　§4　出版産業高収益性の構造
  　　§5　出版の二重構造について
  
  　Ⅷ　出版における〈表現〉の問題
  　　§1　出版の自由と倫理
  　　§2　差別・猥褻・子どもの扱い
  　　§3　新たな展開と権利救済制度
  
  　Ⅸ　出版人の資質と課題
  　　　謙虚で誠実であれ／見識と先見性／出版は天下の公器／ジャーナリスト感覚をもつ／独創誌のつくり方／コミック誌の世界／　顰蹙を挺として
  
  付　表

• 内容紹介

  出版メディア現況、学術出版、コミック、雑誌、マルチメディアと出版の未来、出版の未来、出版流通、出版産業論、〈表現〉の問題、出版人の条件等、出版界出身の著者らが出版業界の特質・課題、最新の問題点および、その未来像を総合的に展望した。
  出版学の教科書に最適。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  植田 康夫(ウエダ ヤスオ)
  １９３９年広島県に生まれる。１９６２年上智大学文学部新聞学科卒業。専攻は出版論。現職、上智大学教授・日本出版学会会長

• 著者について

  植田 康夫 (ウエダ ヤスオ)
  編著者：（うえだ やすお）上智大学文学部新聞学科教授/評論家。

新 現場からみた出版学 [全集叢書] の商品スペック