シベリアの呪縛 [単行本]

シベリアの呪縛 [単行本] の 商品概要

• 要旨(「BOOK」データベースより）

  一人の男がシベリアから熱烈な社会主義者に変身して帰ってきた。資本主義は遠からず一人が勝者、九九人が敗者の地獄に転落する。愚かな競争で人間も地球も崩壊させるだろう。村八分にされながら男は必死に挑戦。教職にあった妹は白眼の中で自殺。そして数十年。共産国家は敗退。資本主義国家群も死者ルイルイの惨状に。「とってかわる次のシステムが開発されなかったら、われわれの子孫は生きては行けないのだ。新システムの開発は現在の老壮年の義務であるとわかっているのか」―シベリア以来の呪縛をつぶやきながら男は死んだ―。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  竹原 素子(タケハラ モトコ)
  １９２７年１２月新潟県加茂市に生まれる。新潟県立三条高女、同臨時教員養成所卒。主な著書に『青雨の翳』『明治十七年加波山事件の志士たち』（鹿砦社、うち二編茨城文学賞、長塚節賞受賞）『家族の挽歌』（近代文芸社、茨城新聞社賞受賞）など

シベリアの呪縛 [単行本] の商品スペック