南天堂―松岡虎王麿の大正・昭和 [単行本]

南天堂―松岡虎王麿の大正・昭和 [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  「南天堂時代」と呼ばれる、伝説の階上喫茶店考。人々とその時代を点綴しつつ、店主・松岡虎王麿の生涯を辿る。

• 目次（「BOOK」データベースより）

  寅と虎
  有明堂から南天堂へ
  新南天堂開店
  今東光を訂正する
  残っている署名帳
  勃興期の南天堂
  大正１２・１９２３年１月前後
  天変地異（９月１日）以前
  関東大震災
  大杉は油断した〔ほか〕

• 内容紹介

  本郷白山上に存在した書店。1階は書店、2階はカフェー。そこは多くのアナキスト、ダダイスト、若き芸術家たちが集い、ひと時代を築いた。あまたの作家・詩人たちに回想され「南天堂時代」と呼ばれた、伝説の階上喫茶店考。

• 著者について

  寺島 珠雄 (テラシマ タマオ)
  詩人。1925年東京生、千葉県で育つ。60年代から大阪在住。アナキズム詩史に通じ、岡本潤・小野十三郎の詩集・年譜を編纂、文献の博捜と綿密な考証で知られる。本書校正中に死去、「あとがき」が絶筆となった。著書『断崖のある風景　小野十三郎ノート』（プレイガイドジャーナル社・1980）、『アナキズムのうちそとで　わが詩人考』（編集工房ノア・1983）、『小野十三郎ノート別冊』（松本工房・1997）。最近の詩集に『片信録』（エンプティ・1995）、『酒食年表　第三』（エンプティ・1998）など。

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