吉野・熊野信仰の研究(山岳宗教史研究叢書〈4〉) [全集叢書]

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吉野・熊野信仰の研究(山岳宗教史研究叢書〈4〉) [全集叢書]

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出版社:名著出版
販売開始日: 2000/11/21
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吉野・熊野信仰の研究(山岳宗教史研究叢書〈4〉) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    吉野・熊野の修験道は近世には衰えたが、これは南北朝時代以降、地方修験の山岳信仰の独立運動があったためとおもわれる。日本九峰にかぞえられる大峯以外の山々の独立性はとくに顕著で、その地方独特の信仰と入峰と配札や祈祷がおこなわれていた。ただ山伏たちが先達職の資格をえるためには、大峯修行によって官位、袈裟、寺格をとる必要があった。これが吉野・熊野の古代以来の権威であり、修験道のメッカといわれる所以である。いうまでもなく、吉野と熊野は七世紀までにまったく別々に山岳宗教が発生した。これが大峯修行路の開通で連繋が成立し、「大峯修験道」になったのは十世紀初頭のことである。それも十二世紀までは熊野がヘゲモニーをにぎり、伊勢皇太神宮との同躰説をうちだすことによって、院政政権をパトロンとすることに成功した。吉野は藤原京、平城京、平安京にちかいという地の利があったが、熊野神道のような理論をもたず、南都諸宗と天台・真言両宗から出た山岳修行者の混在する山であった。また熊野別当のような権力者をもたなかったので、政治的にも経済的にも、団結した組織的山伏集団にならなかった。しかし山伏の実践と儀礼には熱心だったらしく、大峯山上ヶ嶽の行場が全国修験行場の手本になった。したがって中世に入れば、熊野を圧倒して、修験道の王座にすわることになった。以上のようにその発祥も信仰も、地形もことなる二つの修験集団を、同日に論ずることはできないが、本巻では、この両者をあわせ論ずるものである。
  • 目次(「BOOK」データベースより)

    総説 吉野・熊野修験道の成立と展開
    第1篇 吉野修験道の成立
    第2篇 熊野山岳信仰と熊野修験
    第3篇 熊野三山と中世熊野の経済
    第4篇 熊野修験道と民間信仰
    史料篇(吉野関係文書
    熊野関係文書
    史料目録
    吉野・熊野略年表
    吉野・熊野関係地図)
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    五来 重(ゴライ シゲル)
    1908年茨城県日立市に生まる。東京大学文学部印度哲学科・京都大学文学部史学科卒。高野山大学教授などを経て、現在大谷大学名誉教授。『熊野詣』『山の宗教』(淡交社)『高野聖』(角川書店)ほか著書・論文多数

吉野・熊野信仰の研究(山岳宗教史研究叢書〈4〉) の商品スペック

商品仕様
出版社名:名著出版
著者名:五来 重(編)
発行年月日:2000/11/21
ISBN-10:4626015883
ISBN-13:9784626015884
判型:A5
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:民族・風習
ページ数:446ページ
縦:21cm
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