“日本の思想"講義―ネット時代に、丸山眞男を熟読する [単行本]
    • “日本の思想"講義―ネット時代に、丸山眞男を熟読する [単行本]

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“日本の思想"講義―ネット時代に、丸山眞男を熟読する [単行本]
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“日本の思想"講義―ネット時代に、丸山眞男を熟読する [単行本]

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出版社:作品社
販売開始日: 2012/08/10
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“日本の思想"講義―ネット時代に、丸山眞男を熟読する の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「サンデル」ごっこの大流行、安易な「決断主義」の横行、AKB48ブームと単純な「民主主義の限界」論、橋下徹と小沢一郎という「キャラ立ち」、終わりなき「立ち位置」戦争、ツイッター、ブログ、「ネ申」信仰…、3・11以降の“決められない”、“機能不全”、“思考停止”状態のなかで、私たちの日常に潜む“思想”の通奏低音を解剖し、じっくりと落ち着いて、そのダメさを析出し、そして“思想する”こととは何か?を、いま真剣に考えてみる。
  • 目次

    [前書き]丸山の〝お説教〟をもう一度聞く――「3・11」後、民主主義ははたして〝限界〟なのだろうか?と思う人々へ
    〝政治哲学〟の復活?/〝分かりやすい議論〟の罠

    [講義]第1回 「新しい」思想という病――「なんでも2・0」、「キャラ・立ち位置」、「人脈関係」という幻想
    なぜ、丸山を〝ひっぱたきたい〟のか?/〝超〟国家主義と公/私/公/私と「幸福追求権」/価値観、世界観の私事化という問題/明治国家と「かのように」/《日本の思想》の特異性――国家神道とナチス/「精神史 Geistesgeschichte」――知の座標軸とは?/サンデルの読み方!? あるいは、精神史の欠如について/「日本《精神史》」と「《日本精神》史」/喧嘩=論争――「立ち位置」幻想と〝家系図〟作り/伝統と外来/「止揚」 vs. 「ズルズルべったり」/丸山とデリダ――音声中心主義批判/ここで、思想「ブーム」について考えてみる/「公式主義」=図式的思考という罠/「イデオロギー暴露」 vs. 「イデオロギー批判」/「新しい」思想という病――日本的なイデオロギーについて
    ◆質疑応答

    [講義]第2回 「國體」という呪縛――無構造性、あるいは無限責任
    「たこ壺」化/ねじれた論理――世界史の哲学と近代の超克/丸山のジレンマ――「湿地帯の現実」/「國體」とは何か?Ⅰ――非宗教的宗教と国家体制/「國體」とは何か?Ⅱ――個人の能力、義務の限界を超えた〈無限責任〉/「國體」とは何か?Ⅲ――無構造性と曖昧さ/「國體」とナチス――世界観 vs. 抱擁主義/カール・シュミットと丸山――規範と権威、そして決断/フーコーと丸山――制度と精神と統治心性/「天皇制における無責任の体系」
    ◆質疑応答

    [講義]第3回 フィクションとしての制度――「法」や「社会契約」をベタに受けとらない
    京大入試カンニング問題で考える日本の「責任」/現代日本の「無限責任の体系」――スケープゴートのメカニズム/「法治国家」と「法の支配」/「天下は天下の天下なり」――日本では、制度と思想はどう対応するのか?/「~を神輿としてかつぐ」という思考/人民主権をめぐる「構成的権力/構成された権力」/「臣民」の権利/スピノザとホッブズの自然法思想/精神としての「國體」/「制度」の虚構性とデカルト-カント・ラインの「コギトの原理」/中世自然法と国家理性〈raison d’état〉/〝フィクション〟であるという自覚――制度とナマの現実は全面的に対応しているのか?
    ◆質疑応答

    [講義]第4回 物神化、そしてナマな現実を抽象化するということ
    「心の問題」と「愛国心教育論争」/「制度の物神化」/制度と共同体、中間勢力/超モダンな全体主義――合理的組織化と共同体的紐帯/組織と人間――合理的思考 vs. 自然な人情/近代日本の思想と文学/セカイ系? あるいは、なぜ文学に「社会」は存在しないのか?/マルクス主義の効用と功罪/抽象「化」するプロセス/無限責任→無責任――理論の「フィクション」性
    ◆質疑応答

    [講義]第5回 無構造性、タコツボ、イメージ支配――ネット社会で「日本の思想」という〝病〟を考える
    内面 vs. 社会、実感 vs. 理論、やまとごころ vs. 漢意/「イメージ」とは何か?/「イメージ」の持続性と共同主観性/現代日本のネット社会を考えてみる――「ネ申」信仰の行方/〝化け物〟化するイメージ/〝キャラ立ち〟という新しい「自己疎外」/「ササラ型」と「タコツボ型」/日本の《学問》の根本問題/論争とは何か?――「一ぱい飲む」ことで解決するのか?/〝インテリ〟は死語か?/「世論 public opinion」をリードする「政治的公共圏 politische Öffentlichkeit」/被害者意識とタコツボ型コミュニケーション/◆質疑応答

    [講義]第6回 〈『である』ことと『する』ということ〉を深読みしてみる
    「権利」から考えてみる/「自由」とは何か?/民主主義は、制度的な虚構か?/〝制度〟と〝行為・プロセス〟の関係を哲学してみる/「である」と「らしく」――人びとの間での〝コミュニケーション〟の作法/既存の「状態」=ステータス・クウォー(status quo)への賛美/「ある」と「する」の複雑な関係/大学を例に「身分」というものを考える/「知識人としてのアイロニカルな自己認識」
    ◆質疑応答

    [後書き]〝即効性〟の思想など、ない

    ◉丸山眞男と戦後日本思想を知るために、これだけは最低限読んでおいたほうがいいブックガイド
    ◉年表
  • 内容紹介

    破滅する政治、蔓延する無責任、加速するイメージ支配……
    そして、"なんでも"「2.0」でいいのか?

    戦後の古典を、今一度紐解き、なぜ、この国では、「熟議」「公共性」「自由」「正義」
    「民主主義」などが、本当の“意味”で根付かないのか?を徹底分析、〈思想する〉ことを鍛える集中授業!

    〈対立している二つの陣営が、それぞれどういう内的原理に基づいて価値判断しているのかはっきりしないまま〝論争〟し、何となく終わるので、政治哲学的に深まっていくことがない。少し異なったテーマになると、どこかで見た様なパターンの対立が――それまでの議論の成果を踏まえて深化することがないまま――何となく繰り返される。/それが、丸山が『日本の思想』で「思想的座標軸の欠如」あるいは「無構造の伝統」と呼んでいるものである。(…)どうして「日本の思想」は全面的に西欧化せず、独自性があるのかないのか分からない曖昧な状態に留まっているのか、という丸山的問題を掘り下げて考えると、いろんなことが見えてくるような気がする。〉――本文より

    【目次】
    [前書き]丸山の〝お説教〟をもう一度聞く――「3・11」後、民主主義ははたして〝限界〟なのだろうか?と思う人々へ
    [講義]第1回 「新しい」思想という病――「なんでも2・0」、「キャラ・立ち位置」、「人脈関係」という幻想
    [講義]第2回 「國體」という呪縛――無構造性、あるいは無限責任
    [講義]第3回 フィクションとしての制度――「法」や「社会契約」をベタに受けとらない
    [講義]第4回 物神化、そしてナマな現実を抽象化するということ
    [講義]第5回 無構造性、タコツボ、イメージ支配――ネット社会で「日本の思想」という〝病〟を考える
    [講義]第6回 〈『である』ことと『する』ということ〉を深読みしてみる
    [後書き]〝即効性〟の思想など、ない
    ◉丸山眞男と戦後日本思想を知るために、これだけは最低限読んでおいたほうがいいブックガイド
    ◉年表
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    仲正 昌樹(ナカマサ マサキ)
    1963年広島生まれ。東京大学総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程修了(学術博士)。現在、金沢大学法学類教授。「ポストモダン」が流行の八〇年代に学生時代をすごす。政治思想、現代ドイツ思想、社会哲学、基礎法学などの“マトモ”な学問から、テレビ、映画、アニメ、はたまた松本清張などの“俗っポイもの”まで幅広くかつ真剣に議論を展開し、また医療問題にも取り組む
  • 著者について

    仲正 昌樹 (ナカマサ マサキ)
    (なかまさ・まさき)
    1963年広島生まれ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程修了(学術博士)。現在、金沢大学法学類教授。専門は、法哲学、政治思想史、ドイツ文学。古典を最も分かりやすく読み解くことで定評がある。また、近年は、『Pure Nation』(あごうさとし構成・演出)でドラマトゥルクを担当し自ら役者を演じるなど、現代思想の芸術への応用の試みにも関わっている。
    ・最近の主な著作に、『人はなぜ「自由」から逃走するのか エーリヒ・フロムとともに考える』(ベストセラーズ)、『現代哲学の論点』(NHK出版新書)
    ・最近の主な編・共著に、『政治思想の知恵』『現代社会思想の海図』(ともに法律文化社)
    ・最近の主な翻訳に、クライスト著『ペンテジレーア』(論創社)、ジャック・デリダ他著『デリダのエクリチュール』(明月堂書店)、ハンナ・アーレント著『アーレントの二人の師 レッシングとハイデガー』(明月堂書店)
    ・最近の主な共・監訳に、カール・シュミット著『国民票決と国民発案 ワイマール憲法の解釈および直接民主制論に関す…

“日本の思想"講義―ネット時代に、丸山眞男を熟読する の商品スペック

商品仕様
出版社名:作品社
著者名:仲正 昌樹(著)
発行年月日:2012/08/15
ISBN-10:486182396X
ISBN-13:9784861823961
判型:B6
発売社名:作品社
対象:一般
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:327ページ
縦:19cm
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