メキシコの企業と工業化(研究双書) [単行本]

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メキシコの企業と工業化(研究双書) [単行本]

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出版社:日本貿易振興会アジア経済研究所
販売開始日: 1998/11/30
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メキシコの企業と工業化(研究双書) [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    変貌を遂げるメキコ経済において近年注目されるのは、民族系大企業の台頭である。対外債務の累積、経済不況、市場開放による競争の激化等々、企業をめぐる経済環境は厳しい。にもかかわらず民族系大企業は、対外債務返済交渉をしたたかに乗り切り、大規模なリストラの断行により国際競争力を向上させ、民営化政策の好機を捉えて有力公企業を傘下に取り込み、着実な発展を遂げているのである。このような民族系大企業の台頭がなぜ可能となったのか。民族系大企業の力強い成長―そしておそらくはその限界―の背後にある成長の論理を解き明かすこと、それが本書のねらいである。しかし、本書が対象とするのは主に1980年代より以前の時期までである。あえてこのように対象時期を設定する理由は、民族系大企業の台頭を可能にした企業の側における条件が、経済改革が実施される以前の成長過程において醸成されたと考えるためである。
  • 目次

    はじめに

    第1章 序論
     第1節 問題の所在
      1.なぜ企業家
      2.なぜ民族系か
      3.なぜ輸入代替工業化期か
     第2節 メキシコ民族系企業研究の系譜
     第3節 本書の課題

    第2章 過当競争と企業の革新-ビール工業におけるクァウテモックの事例-
     はじめに
     第1節 メキシコ・ビール工業の現状
      1.クァウテモックとモデロ
      2.ビール工業における複専体制
     第2節 ビール工業における寡占体制の形成
      1.生成期:1980~1929年
      2.クァウテモックの全国展開:1929~57年
      3.モデロ・モクテスマの地方進出
     第3節 クァウテモックの成長と革新
      1.新技術の採用
      2.原材料の内製化とその生産網の地理的拡大
      3.流通網の形成と公告宣伝活動
      4.成長の資金源
      5.ヴィサの分裂とその後の事業拡張
     むすびにかえて

    第3章 混合経済体制と民族系企業-鉄鋼業におけるイルサとフンディドーラの事例-
     はじめに
     第1節 メキシコ鉄鋼業の現状と発展の歴史
      1.メキシコ鉄鋼業の新自由主義的転換
      2.メキシコ鉄鋼業の発展
     第2節 イルサとフンディドーラの事業展開
      1.イルサとフンディドーラの生産設備の拡張・近代化
      2.イルサとフンディドーラの事業展開の比較
     第3節 イルサの成功およびフンディドーラの失敗の要因
      1.設備投資の資金源
      2.技術力
      3.労使関係
      4.政府への依存度
     むすびにかえて

    第4章 伝統産業の近代的転換-製パン業におけるビンボー・グループの事例-
     はじめに
     第1節 ビンボー・グループ
      1.ビンボー・グループの活動の概略
      2.ビンボー・グループの所有者と経営者
     第2節 ビンボー・グループの成長過程
      1.創業者一族の系譜
      2.母企業の設立およびその後の発展
     第3節 ビンボー・グループの成長の諸要因
      1.需要の拡大
      2.ビンボー・グループの経営戦略
      3.業種の技術的条件
      4.伝統産業の近代的転換
     むすびにかえて

    第5章 民族化政策の成果と限界-非鉄金属鉱業におけるグルーポ・メヒコの事例-
     はじめに
     第1節 グルーポ・メヒコと鉱業の民族化
      1.グルーポ・メヒコの現状
      2.メキシコ鉱業の凋落と民族化
      3.三大企業の民族化
     第2節 ミネラ・アサルコの民族化とその後の事業展開
      1.ミネラ・アサルコの民族化
      2.民族化後の事業展開
     第3節 鉱業民族化の成果とグルーポ・メヒコ
      1.民族化後の鉱業生産の推移とグルーポ・メヒコ
      2.民族化政策の成功の諸条件
     むすびにかえて

    第6章 産業育成政策と民族系企業-自動車部品工業におけるデスク・グループの事例-
     はじめに
     第1節 デスク・グループと自動車部品工業
      1.デスク・グループの概要
      2.メキシコの自動車部品工業
     第2節 メキシコ政府の自動車産業育成政策
      1.自動車部品鉱業の創設-1962年政令
      2.輸出促進と国産化基準の引上げ-1972年政令
      3.輸出促進と国産化率引上げの第2段階-1977年政令
     第3節 デスク・グループの自動車部品部門の成長過程
      1.スパイサーの前史
      2.外資参入と自動車部品生産の開始-1960~64年
      3.センデロス・グループの参入=メキシコ化-1964~77年
      4.製品の多様化・企業規模の拡大と輸出の開始-1977~81年
     むすびにかえて

    第7章 結論
     第1節 メキシコの工業化過程と五つの事例
      1.工業化過程の時期区分
      2.工業化過程と五つの事例
     第2節 寡占化と棲み分けの論理
     第3節 事業多角化の論理
     第4節 政府の役割

    参考文献
  • 出版社からのコメント

    1980~90年代のメキシコ経済の大変貌のなかで、なぜ民族系大企業が台頭してきたのか。その成長の論理を解き明かす。
  • 著者について

    星野 妙子 (ホシノ タエコ)
    星野 妙子 アジア経済研究所地域研究第2部主任研究員

メキシコの企業と工業化(研究双書) [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:アジア経済研究所
著者名:星野 妙子(著)
発行年月日:1998/11/30
ISBN-10:4258044911
ISBN-13:9784258044917
判型:A5
発売社名:アジア経済出版会
対象:専門
発行形態:単行本
内容:経済・財政・統計
言語:日本語
ページ数:278ページ
縦:21cm
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