隠された国家―近世演劇にみる心の歴史 [単行本]

隠された国家―近世演劇にみる心の歴史 [単行本] の 商品概要

• 要旨(「BOOK」データベースより）

  近代的世界は、国家＝父なるものの出現と不可視化とともにはじまった。そのことによる人間精神の力動の再編を、近世日本の演劇のなかにたどる、社会学者の末踏の試み。

• 目次(「BOOK」データベースより）

  第１章　方法論―悲劇のなかの願望
  第２章　中世日本の物語―説経にみる迫害と復讐
  第３章　十七世紀における世界観の転換と主体の形成
  第４章　十七世紀後半における自己抑制的主体の登場
  第５章　復讐の物語にみる父殺しの感情―十八世紀前半の敵討物
  第６章　国家の力、心の真実―近松の心中物
  第７章　石門心学にみる民衆道徳の洗練

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  川田 耕(カワタ コウ)
  １９６９年生まれ。京都大学文学部卒業、同大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。文学博士。京都学園大学経済学部助教授。専門は社会学で、演劇・映画・芸術などの文化領域の分析を通した、社会の変動と個人の心的力動との連関を研究テーマにしている。現在はとくに、近世日本の演劇と現代中国語圏の映画の分析に取り組んでいる

隠された国家―近世演劇にみる心の歴史 [単行本] の商品スペック