建設現場は泣いている―国土・公共事業の環境と課題 [単行本]

建設現場は泣いている―国土・公共事業の環境と課題 の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  国土づくりの基盤を担う建設業に、崩壊の危機が迫っている。公共事業を知り尽くした著者が、“カネの亡者”経済至上主義に蚕食された“豊かで美しい国土”を憂い、入札制度改革、公共調達における市場の失敗の是正・克服を訴える…。

• 目次（「BOOK」データベースより）

  第１部　建設現場は泣いている（建設現場で起こっていること；現行調達システムの問題点；解決への処方箋；旧来手法を前提とする思考；残される問題；公共事業悪者論）
  第２部　強く美しい国づくりのための土木事業（強く美しく安心できる社会基盤は十分か？；新自由主義の思考；海外土木事業は日本文化のミッション；公共投資の水準をめぐる議論；社会資本投資とその効用をめぐる議論）
  第３部　日本の富の源泉（貨幣を至上価値とする世界；アメリカの外圧戦略；日本人の心の消息；風土と文明；二本精神の誕生；自己否定から自己再発見へ）
  第４部　協力・共生社会のデッサン（マレーニに学ぶ；自給自足の源・プカランガン；貨幣と地域ぐくり；国土の母性機能の充実；未来の建設産業試論）

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  熊本 壽人(クマモト ヒサト)
  １９４０年、宮崎県生まれ。九州大学工学部土木工学科卒業、同大学院修了。建設省技術職員。長崎大水害復旧等建設現場を経験、また技術協力で多くの開発途上国に出張。現在、建設関連業務に従事するかたわら、ふるさと再生に取り組む。技術士（建設部門）

建設現場は泣いている―国土・公共事業の環境と課題 の商品スペック