原発をつくらせない人びと―祝島から未来へ(岩波新書) [新書]

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原発をつくらせない人びと―祝島から未来へ(岩波新書) [新書]

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出版社:岩波書店
販売開始日: 2012/12/20
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原発をつくらせない人びと―祝島から未来へ(岩波新書) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    三〇年間、原発をつくらせない西瀬戸内海、祝島の人びと。海と山を慈しみ、伝統、文化、祭りを大切に生きる暮らしが、そこにある。交通の要衝としての歴史も綴りながら、一一五〇回を超える週一回の女中心のデモなど、政府の政策や電力会社にあらがいつづけた日々を、多様な肉声とともに描く渾身のルポ。
  • 目次

    序 章 原発ゼロの地
    日本の原発は、どこに/原発ゼロの地、紀伊半島/熊野の漁師たちの活躍/能登半島の珠洲市/日本海沿岸の交易の拠点/敦賀からのメッセージ/そして選挙は/計画の凍結へ

    第一章 おばちゃんたちは、つづける
    祝島と原発/みずからの声で「原発反対」へ/ 「一心会」の誕生/おばちゃんたちが始めた週一回のデモ/ 「なぜ三〇年つづけられるのですか」/ 「たまげる」日々/一年中ズボンに/祝島の女性たち/素人選挙、はじまる/神舞神事の見合わせ/船を見張る/上関原発音頭/町長、原発誘致を申し入れ/ 「島民の会」

    第二章 祝島 その歴史と風土
    海の関所 上関/農村とは異なる集落/海上交通の要衝/神に直属する人の地 祝島/貴重な五穀の種/神人の特権/祝島と杖/神につながる「海の領主」/祝島の底力/練塀の集落/ 「ジンギ」が生きている/石垣棚田にみる技術力/祠のような暗渠/水が足りないわけ/水が溜まらなくなった/独特の生態系/生物多様性の宝庫

    第三章 陸でたたかう
    四代地区 田ノ浦/ 「国内最後の新規立地」/反原発地主の会と立木トラスト/入会地は誰のもの/入会権とは/宮司解任/田ノ浦へ通う日々/ 「カパッとわれちょる」島で/原発は人のこころを・・・・・・

    第四章 海でたたかう
    女漁師民子さん、豊かな海へ/ひじきをつくる/火の神様のために/祝島の漁師、反対の決議を重ねる/共同漁業権/漁業権の切り替え時期/共同漁業権の分割へ/つづく「祝島はずし」が逆に力に/環境影響調査の範囲を縮小/幾重もの布石/ 「原発のカネは受けとらん」/祝島漁協、合併へ/祝島の船、ボーリングの台船へ/海の埋め立てはじまる/ 「体力がもたん」/ 「虹のカヤック隊」誕生/"着工"/暗い海に飛び交う怒号/けが人発生/スラップ訴訟/ 「外部の人」攻撃を超えて/ 「あやしい台船は通さん」/経産省の答え/潮と風と船と/年が明けて再び

    第五章 田ノ浦と祝島沖の二〇一一年二月
    台船が来ることが日常的に/"事件"/海上保安庁による全船立ちいり検査/必死の抗議/転覆の危機/全船とめて/立ちいり検査つづく/中電にも指導が/海上保安庁との会話/緊張も活気も不安も/陸の二・二一/田ノ浦の浜に、スクラムをくぐって/祝島に休みはなし/海の二・二一/いのちがけで台船をとめる/身体にロープを巻きつけて/増える海上保安庁の船

    第六章 東電の原発事故のあと
    田ノ浦でむかえた三月一一日/町長、知事、「慎重に」/中国電力「一時中断」が/ 「宝の海」にはぐくまれて/海の森と山の森/イカス漁/近隣地域への広がり/埋め立て免許の延長は認めず/本当に中止になるのか/安全を言うチラシ/ 「海賊船」を再現/全国の署名が一〇〇万超える/しかし、つづく漁協ゆさぶり/二枚潮と潮の目/選挙の争点にならない原発/福島の漁師の声

    終 章 未来へ
    ビワの葉とともに/故郷へ戻ってくる/人びとのあいだの「亀裂」がなくなる日へ/島に帰ってきて/ 「無関心層」の可能性と鍵/日々生きていくのは大変、ならば「原発なし」で/祝島の神舞年

    あとがき
    主要参考文献等
    本書関連年表
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    山秋 真(ヤマアキ シン)
    神奈川県出身。ノンフィクションライター。1992年から石川県珠洲市へ通いはじめる。1993年、日本大学芸術学部卒業。以降、原発計画にゆれる珠洲と、計画に関連する裁判の傍聴に通う。2003年の計画凍結後、社会学者の上野千鶴子氏の東大大学院ゼミへ通う(05‐09年)。現在は、上関町祝島へ通い、取材を続けている。著書に『ためされた地方自治―原発の代理戦争にゆれた能登半島・珠玉市民の13年』(桂書房)があり、同書で平和・協同ジャーナリスト基金荒井なみ子賞(2007年)、松井やよりジャーナリスト賞を(2008年)受賞
  • 著者について

    山秋 真 (ヤマアキ シン)
    山秋 真 (やまあき しん)
    神奈川県出身.ノンフィクションライター.1992年から石川県珠洲市へ通いはじめる.1993年,日本大学芸術学部卒業.以降,原発計画にゆれる珠洲と,計画に関連する裁判の傍聴に通う.2003年の計画凍結後,社会学者の上野千鶴子氏の東大大学院ゼミへ通う(05-09年).現在は,上関町祝島へ通い,取材を続けている.
    著書に『ためされた地方自治──原発の代理戦争にゆれた能登半島・珠洲市民の13年』(桂書房)があり,同書で平和・協同ジャーナリスト基金荒井なみ子賞(2007年),松井やよりジャーナリスト賞(2008年)を受賞.ブログ「湘南ゆるガシ日和」更新中.

原発をつくらせない人びと―祝島から未来へ(岩波新書) の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:山秋 真(著)
発行年月日:2012/12/20
ISBN-10:4004313996
ISBN-13:9784004313991
判型:新書
対象:一般
発行形態:新書
内容:社会
言語:日本語
ページ数:225ページ ※219,6P
縦:18cm
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