お面屋たまよし(YA!ENTERTAINMENT) [単行本]

お面屋たまよし(YA!ENTERTAINMENT) の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  妖面、なりたいすがたになれるというそのお面は、面作師の中でも、腕のいい者だけが、作れるのだという。妖面は、諸刃の剣。面をはずせなくなれば荒魂化し、人として生きていくことができなくなる。それでもなお、人々は、今日もお面屋を訪れる―。

• 内容紹介

  面作師のもとで修行する太良と甘楽。面とはふつう、縁日で見かける、子どものおもちゃを差す。けれども、いにしえから続く面作師は、縁日で売りだす屋号とは別の、裏の屋号を持っているものなのだ。そして、裏の屋号では、妖面というものが売られているのだった。妖面は願いをかなえてくれる面。妖面のうわさは、不思議なことに必要とする者の耳にだけ、届くのだという――。人であるゆえの喜怒哀楽をえがいた戦国ファンタジー！
  
  
  面作師のもとで修行する太良と甘楽。
  ふたりは面を売って、全国を渡りあるいている。
  面とはふつう、縁日で見かける、子どものおもちゃを差す。けれども、いにしえから続く面作師は、縁日で売りだす屋号とは別の、裏の屋号を持っているものなのだ。
  そして、裏の屋号では、妖面というものが売られているのだった。
  妖面は願いをかなえてくれる面。
  妖面をつければ、姿かたちを変えて、自分のなりたい人間になることができる。
  しかし、その代償は大きく、一歩間違えば、妖面に取りこまれてしまう。
  太良と甘楽は、危険なものと知りながら、光と闇のあいだで、妖面を売り歩いていくのだった。そうして、喜怒哀楽、人ゆえの苦しみを持った人びとに出会っていく。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  石川 宏千花(イシカワ ヒロチカ)
  『ユリエルとグレン』で、第４８回講談社児童文学新人賞佳作、日本児童文学者協会新人賞受賞

• 著者について

  石川 宏千花 (イシカワ ヒロチカ)
  １９６９年生まれ。女子美術大学芸術学部卒業。テレビ番組の美術製作業などを経て、執筆活動に入る。「ユリエルとグレン」で第４８回講談社児童文学新人賞佳作受賞。

お面屋たまよし(YA!ENTERTAINMENT) の商品スペック