生き物の進化ゲーム―進化生態学最前線:生物の不思議を解く 大改訂版 [単行本]
    • 生き物の進化ゲーム―進化生態学最前線:生物の不思議を解く 大改訂版 [単行本]

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生き物の進化ゲーム―進化生態学最前線:生物の不思議を解く 大改訂版 [単行本]

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出版社:共立出版
販売開始日: 2012/11/25
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生き物の進化ゲーム―進化生態学最前線:生物の不思議を解く 大改訂版 の 商品概要

  • 目次

    第1章 ダーウィンの自然淘汰説
    1.1 「なぜ?」には4つの答え方がある
    1.2 ダーウィンの自然淘汰説
    1.3 種にとって有利な性質が進化するのか?

    第2章 最適資源投資戦略
    2.1 開放花と閉鎖花への資源投資
    2.2 最適な卵の大きさ
    2.3 時間的な資源投資

    第3章 進化的に安定な戦略(ESS)
    3.1 進化的に安定な戦略
    3.2 タカ対ハトのゲーム
    3.3 混合戦略
    3.4 進化的に安定な状態
    3.5 ゲームの帰結

    第4章 性比のゲーム
    4.1 なぜ,雄と雌の数は1対1なのか?
    4.2 1対1から偏った性比

    第5章 利他行動の進化
    5.1 社会性昆虫の生活史と利他行動
    5.2 社会性昆虫の半倍数性
    5.3 包括適応度
    5.4 ポリシング
    5.5 人間社会における強い互恵性

    第6章 親と子の対立
    6.1 利害の食い違いの原因
    6.2 親の最適エネルギー投資量と子の要求エネルギー量
    6.3 種皮を通した争い

    第7章 共進化
    7.1 軍拡競争:始まったらなかなか止められない共進化
    7.2 相利共生:助け合う生物たち
    7.3 共進化の力学

    第8章 時間的に変動する環境への適応
    8.1 簡単な思考実験:2つのタイプの種子の生産
    8.2 生存率のばらつきと混合割合
    8.3 最適な混合割合の意味
    8.4 種子休眠

    第9章 性的対立
    9.1 「浮気」が普通:性的対立の背景にあるもの
    9.2 なぜ,複数個体と交尾するのか
    9.3 性的対立
    9.4 植物における性的対立

    第10章 植物における性表現
    10.1 なぜ,雌雄同株植物が多いのか?
    10.2 自殖のもたらすもの
    10.3 さまざまな性表現の進化

    第11章 花のジレンマ
    11.1 訪花者の誘引
    11.2 花のジレンマ
    11.3 花のジレンマの軽減

    第12章 訪花動物の行動
    12.1 採餌経験がないときの戦略
    12.2 採餌経験をつんでからの戦略
    12.3 認知的な制約

    第13章 葉っぱの寿命
    13.1 最適戦略理論
    13.2 重要なパラメーターと葉寿命の関係
    13.3 目的関数
    13.4 コストベネフィットモデル
    13.5 好適期間が変化するとどうなるか?
    13.6 葉寿命研究のその後

    第14章 生物の多様性と絶滅
    14.1 なぜ生物は多様なのか?
    14.2 系統樹で読み解く生物の進化
    14.3 進化の袋小路と絶滅
    14.4 大量絶滅

    第15章 ヒトが歩む進化の道
    15.1 ヒトらしさとは?
    15.2 進化と人間心理
    15.3 世界史を動かす力
    15.4 ヒトの未来と進化学

    あとがき

    さくいん

    コラム
    1. 進化は観察できる
    2. それではなぜ? 儀式的なけんかと集団自殺
    3. 最適解の数学的な求め方
    4. 進化的に安定な戦略の条件の求め方
    5. 遺伝子頻度の動態
    6. 皆が1対1の性比で子を産む必要はない
    7. 倍数性,半倍数性の血縁度
    8. 最適な混合割合の求め方
    9. 異型花柱性
    10. ミトコンドリア遺伝子による雄性不稔がない場合の,雌雄同株集団で雌個体が広がる条件
    11. 効率最大の点の求め方
    12. 光合成不適期間がある場合の純利得の求め方
    13. 生態学的地位(ニッチ)と適応
    14. 性淘汰
    15. 人口増加と感染症予防の逆説的関係
  • 内容紹介

    1999年の初版以降,大きく発展した進化生態学・行動生態学の成果を盛り込み,大幅に書き換えた大改訂版!!

     本書は,「生き物がうまく適応している」という視点から生き物の不思議さが進化した理由を探る本である。
     本書に登場するのは,読者が身近に感じることができる話題ばかりである。これは,身近な話題を選んだというよりも,「身近なものほど不思議」という法則が生物の進化にはある(?)からである。そしてその不思議さがなぜ進化したのかを,種の違い,ときには動物植物の違いを越えて,できるだけ統一的に理解することを目指していこう。
     本書は,生き物に関する読み物として,一般の読者に楽しんでいただくために書かれている。そのため,生物学の知識が無くても理解できるように配慮している。章によっては多少の数式が登場するが,いずれもごく基本的なものである。
     第1章ではまず,進化が起きる仕組みを解説する。この章に登場する自然淘汰説は,本書全体を通して,生き物の不思議さを解き明かすための根本的な拠り所となるものである。そして第2,3 章では,自然淘汰説に基づいて生き物の不思議さを解き明かすための2つの理論─最適戦略論とゲ-ム理論─を紹介する。特に明示していなくても,この2つの理論のどちらかが,第4章以降において生き物の不思議さを解き明かすための道具となっている。第4章以降には,生き物のさまざまな不思議さが登場する。登場するのは,みなさんにとっても身近に感じることができる話題ばかりである。これは,身近な話題を選んだというよりも,「身近なものほど不思議」という法則が生物の進化にはある(?)からである。そしてその不思議さがなぜ進化したのかを,種の違い,ときには動物植物の違いを越えて,できるだけ統一的に理解することを目指していこう。本書を読んで,今までとは違った視点で生き物の不思議さを見るようになっていただけたとしたら,それは執筆者一同にとって大きな喜びである。(まえがきより抜粋)
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    酒井 聡樹(サカイ サトキ)
    1960年10月25日生まれ。1989年3月東京大学大学院理学系研究科植物学専門課程修了。現在、東北大学大学院生命科学研究科・准教授・理学博士。専攻:植物進化生態学

    高田 壮則(タカダ タケノリ)
    1953年5月9日生まれ。1986年3月京都大学大学院理学研究科博士後期課程修了。現在、北海道大学大学院地球環境科学研究院・教授・理学博士。専攻:数理生態学

    東樹 宏和(トウジュ ヒロカズ)
    1980年8月4日生まれ。2007年9月九州大学大学院理学研究府博士後期課程修了。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科・助教・理学博士。専攻:生物多様性に関わる生態学および進化生物学

生き物の進化ゲーム―進化生態学最前線:生物の不思議を解く 大改訂版 の商品スペック

商品仕様
出版社名:共立出版
著者名:酒井 聡樹(著)/高田 壮則(著)/東樹 宏和(著)
発行年月日:2012/11/25
ISBN-10:4320057244
ISBN-13:9784320057241
判型:A5
発売社名:共立出版
対象:専門
発行形態:単行本
内容:生物学
言語:日本語
ページ数:252ページ
縦:21cm
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