哲学と神学のハルモニア―エックハルト神学が目指したもの [単行本]
    • 哲学と神学のハルモニア―エックハルト神学が目指したもの [単行本]

    • ¥6,820205 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年7月27日日曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009001765672

哲学と神学のハルモニア―エックハルト神学が目指したもの [単行本]

価格:¥6,820(税込)
ゴールドポイント:205 ゴールドポイント(3%還元)(¥205相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年7月27日日曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:知泉書館
販売開始日: 2013/02/06
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

哲学と神学のハルモニア―エックハルト神学が目指したもの の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    エックハルトの第一命題「存在は神である」を基盤に、著者はラテン語著作とドイツ語説教を駆使して、エックハルト思想を“神学”として捉え、アナロギア論も含めて思想全体の体系化に挑んだ。エックハルト知性論の史的分析、彼のtranscendentiaの構造の解明、人間が神に接近する救済論的問題へのアナロギア論の有効性、多くの議論を呼んだ命題「神は知性認識なり」の真意、最高の恩寵としての受肉と人間本性、生むものと生まれるものとの差異性と同一性、スペキエス論と認識論、最後に「神の根底は私の根底、私の根底は神の根底」を「何故なしの生」として明らかにする。
  • 目次

    序論 エックハルト研究に対する基本姿勢
    第1章 ディートリヒにおける思弁神学の主題と知性論
    はじめに
    1 予備的考察:ドミニコ会における神学解釈
    2 ディートリヒにおける神学の主題と知性論
    おわりに
    第2章 エックハルト神学の基本的性格
    はじめに
    1 生と死の判断基準
    2 生成としての信仰
    3 モーセとキリストとの関係における比例性
    4 受肉の位置づけ
    5 自然学,形而上学そして福音としての神学
    6 神の固有性としての超範疇的概念
    7 人間の完成と至福
    おわりに
    第3章 倫理的原理としてのアナロギア
    はじめに
    1 アナロギアの聖書神学的基礎づけ
    2 超範疇的アナロギアの哲学的解釈
    3 キリスト論的深化
    第4章 命題「神は知性認識なり」における神学的意味とその哲学的背景
    はじめに
    1 知性あるいは知性認識としての神
    2 一なる神
    おわりに
    第5章 神の存在と創造
    はじめに
    1 存在産出の三段階
    2 『創世記』冒頭における始原の問題
    3 創造の始原としての神的存在
    第6章 受肉と人間本性
    はじめに
    1 肉と人間本性
    2 受肉の形而上学的解釈
    3 最高の恩寵としての受肉
    第7章 出生の神学的意味
    はじめに
    1 予備的考察:トマスによる出生の定義
    2 出生における超越性と永遠性
    第8章 スペキエスの実現とその始原
    はじめに
    1 像が有する九つの性格
    2 関係概念
    3 人間知性における認識構造のメカニズム
    4 神のスペキエス
    第9章 何故なしの生
    はじめに
    1 生の本質的規定
    2 生に関する聖書神学的基礎づけ
    3 精神の最内奧
    4 恩寵と本来的生死
    5 本来の自己への還帰

    一応のまとめ,そして今後の展望

    あとがき
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    山崎 達也(ヤマザキ タツヤ)
    1957年埼玉県生まれ。1981年創価大学文学部卒業。1991年同大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。1992‐94年、ボーフム大学(Ruhr‐Universit¨at Bochum)カトリック神学部に研究留学。現在、(公財)東洋哲学研究所研究員・創価大学非常勤講師。文学博士
  • 内容紹介

    すべての存在者を統一する秩序としてのロゴスは,世界を認識し,記述する原理であり,存在と認識に関わる。また『ヨハネ福音書』は,ロゴスを世界の創造原理であるとともに,肉をとりわれわれ人間を至福に導く救済の原理とし,創造と救済の意味を示した。これら哲学と神学の領域にまたがるロゴスの語りを,エックハルトは神学と哲学との一致というモティーフに導かれて考察した。
    エックハルトは,神の固有性は四つの超範疇的概念である〈存在〉・〈一〉・〈真〉・〈善〉であるとして神的存在の分析を展開した。彼は一を父,真を子,善を聖霊と神学的に定義し,〈存在〉は一に限定されることにより,存在として言語化され,さらに一が真を生み,両者から善が発出するという関係から,一は出生と創造を生み出す神的生命としての〈存在〉を限定していると理解され,ここにエックハルトの第一命題「存在は神である」が形成される。
    著者はラテン語著作とドイツ語説教を駆使して,この第一命題を基盤に,エックハルト思想を〈神学〉として捉え,アナロギア論も含めて思想全体の体系化に挑んだ。
    エックハルト知性論の史的分析,彼のtranscendentiaの構造の解明,人間が神に接近する救済論的問題へのアナロギア論の有効性,多くの議論を呼んだ命題「神は知性認識なり」の真意,最高の恩寵としての受肉と人間本性,生むものと生まれるものとの差異性と同一性,スペキエス論と認識論,最後に「神の根底は私の根底,私の根底は神の根底」を「何故なしの生」として明らかにする。

哲学と神学のハルモニア―エックハルト神学が目指したもの の商品スペック

商品仕様
出版社名:知泉書館
著者名:山崎 達也(著)
発行年月日:2013/02/15
ISBN-10:4862851479
ISBN-13:9784862851475
判型:B5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:345ページ
縦:23cm
横:16cm
他の知泉書館の書籍を探す

    知泉書館 哲学と神学のハルモニア―エックハルト神学が目指したもの [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!