十花の水―広重人情裁き〈1〉(コスミック・時代文庫) [文庫]

十花の水―広重人情裁き〈1〉(コスミック・時代文庫) の 商品概要

• 要旨(「BOOK」データベースより）

  ―「十花の水」という南蛮渡来の化粧水には毒が入っており、すでに三人が毒殺された…。文政四年、江戸に不穏な噂が広まる。北町同心・磯貝小平太は、旧友の定火消し同心・安藤重右衛門とともに、事件の真相を探り始めた。一方、毒殺と噂された野田屋伊兵衛の周辺では、秘密とされている「十花の水」の成分を巡り、正体不明の悪党たちが暗躍する。亭主殺しの疑いを向けられた伊兵衛の後妻、深雪を守るため、浪人・吉沢数馬は影に潜む黒幕を追いつめていくのだが…。互いを想うあまりに巻き起こってしまった男女の悲劇。毒水を狙う権力者たちの奸計…。同心でありながら絵師の顔も持つ安藤広重が、江戸市井の哀切を人情で裁く。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  霜月 千尋(シモツキ チヒロ)
  三重県伊勢市生まれ。愛知教育大学教育学部卒業。学生の頃より江戸文化に興味を持ち、加えて国内外の推理小説を乱読。小学校教員、不登校児のための適応指導教室指導員を経て、現在、歴史、時代小説を意欲的に執筆中。華道「清雅未生流」皆伝

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